法則の辞典 「ヤーン‐テラー効果」の解説 ヤーン‐テラー効果【Jahn-Teller effect】 多原子分子の電子状態において,基底状態は縮重できない.つまり同一のエネルギーをもつ量子状態は二つ以上存在できないのである.そのために分子の対称性から縮重が起きるときには,分子は対称性を崩して,対称性の低い配置をとって安定化する現象. 出典 朝倉書店法則の辞典について 情報