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ユスラウメ

百科事典マイペディアの解説

ユスラウメ

中国原産のバラ科の落葉低木。江戸時代の初めに日本に伝来し,庭木とされる。枝はよく茂り,全体に開出毛がある。葉は倒卵形で長さ5〜7cm,先は短くとがり,縁に重鋸歯(きょし)がある。

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世界大百科事典 第2版の解説

ユスラウメ【Nanking cherry】

盆栽や庭木または小型庭園果樹として利用されるバラ科の落葉低木。大きなものでは高さ3mになる。花は白色または淡紅色で,4月ごろに開花。葉は倒卵形,表裏ともに細毛が生えている。果実は2年枝につき,果梗がきわめて短い。6月ごろに桃紅色に熟す。多汁な液果状で,径1cmあまり,1個の核をもち,園芸上は核果類に属する。中国華北地方の原産。華北~華中地方や朝鮮で栽培されており,日本へは数百年前に渡来したといわれるが,その年代は不明。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ユスラウメ
ゆすらうめ
[学]Prunus tomentosa Thunb.

バラ科の落葉低木。中国原産で、江戸時代初期から栽培されている。名は、移植に強いこの樹木を移し徙(うつ)し楽しむという朝鮮語の移徙楽(イサラ)から転じたといわれている。高さ2~3メートルになり、若枝に縮れた毛がある。葉は互生し、倒卵形、長さ5~7センチメートル、先は急にとがり、縁(へり)に細かい鋸歯(きょし)がある。表面は短毛があってしわになり、裏面と葉柄には縮れた毛が密生する。4月、葉より先、または新葉と同時に白色または淡紅白色、径1.5~2センチメートルの花を開く。花弁は倒卵形で5枚、雄しべ多数で、雌しべ1本。果実は球形、径約1センチメートルの核果になり、表面に微毛があり、6月に赤く熟し、食べられる。品種に、果実が白く熟すギンユスラがある。陽樹で庭に植え、繁殖は実生(みしょう)、株分けによる。[小林義雄]

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世界大百科事典内のユスラウメの言及

【ニワウメ】より

…繁殖は株もとから出る枝を株分けのようにしたり,挿木や種子による。庭に植えられるユスラウメに似ているが,ユスラウメの花梗はごく短く,また倒卵形の葉の表には毛がある。【堀田 満】。…

※「ユスラウメ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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