ユニット型投資信託(読み)ユニットガタトウシシンタク

デジタル大辞泉 「ユニット型投資信託」の意味・読み・例文・類語

ユニットがた‐とうししんたく【ユニット型投資信託】

募集のたびに独立した信託財産を設定し、他の信託財産とは分別管理され、購入は募集期間だけで、解約は認められるが追加設定(資金の途中追加)は行われない投資信託定時定型投資信託スポット型投資信託とがある。単位型投資信託。→オープン型投資信託

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「ユニット型投資信託」の意味・読み・例文・類語

ユニットがた‐とうししんたく【ユニット型投資信託】

  1. 〘 名詞 〙 株式投資信託一種で、一定価格で募集し、追加設定をしないもの。募集のたびに信託財産を一つ一つ単位に分け、運用決算・収益分配を単位ごとに行なう点でオープン型と異なる。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

百科事典マイペディア 「ユニット型投資信託」の意味・わかりやすい解説

ユニット型投資信託【ユニットがたとうししんたく】

証券投資信託のうち,株式投資を主とし1回の設定額(ユニット)ごとに期間を定めて運用するもの。別名クローズド型,単位型。一定期間に応募した資金で信託設定し,その申込人に1口1万円,期間5年(途中解約もできる)の受益証券を発行するものが多い。受益者は年1回の収益配当と,信託終了時に信託財産分配にあずかるが,運用期間の株価変動,運用の巧拙が反映する。随時設定されるスポット型もある。
→関連項目オープン型投資信託投資信託

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ユニット型投資信託」の意味・わかりやすい解説

ユニット型投資信託
ユニットがたとうししんたく
unit type investment trust

単位型投資信託ともいう。受益証券の発行が特定の単位 (ユニット) ごとに行われ,独立した信託財産を形成していく証券投資信託。各単位が独立しているので,その数だけ投資信託が存在する。一つの単位の設定が終了すると預託者 (投資信託委託会社) は次を設定することになり,オープン型投資信託のように追加設定は行われない。日本ではユニット型の受益証券は1口1万円で信託期間は5年が一般的であるが,おもに基準価額額面を下回っているときには2年まで延長が認められている。なおこのように運用資金が直接株式,公社債などに運用されるものを普通型というが,このほかファミリーファンドといわれるものがある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

スキマバイト

働き手が自分の働きたい時間に合わせて短時間・単発の仕事に就くこと。「スポットワーク」とも呼ばれる。単発の仕事を請け負う働き方「ギグワーク」のうち、雇用契約を結んで働く形態を指す場合が多い。働き手と企...

スキマバイトの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android