ライナー

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ライナー

定期船」のページをご覧ください。

ライナー
Reiner, Fritz

[生]1888.12.19. オーストリア=ハンガリー帝国,ブダペスト
[没]1963.11.15. アメリカ合衆国,ニューヨーク,ニューヨーク
ハンガリー生まれのアメリカ合衆国の指揮者。交響曲,オペラの両分野において精緻なテクニックと統制力で知られる。なかでも 1953~62年に音楽監督を務めたシカゴ交響楽団との演奏は,高く評価されている。ブダペストのロイヤル音楽アカデミーで学び,ヨーロッパのさまざまな小歌劇場で活動したのち,1914~21年ドレスデン国立歌劇場の指揮者を務めた。その後アメリカに渡り,1922~31年シンシナティ交響楽団の首席指揮者を務めたのち,1931~41年フィラデルフィアにあるカーティス音楽院指揮科の教授に就任した。1938~48年ピッツバーグ交響楽団の音楽監督,1948~53年ニューヨークのメトロポリタン歌劇場の音楽監督を経て,シカゴ交響楽団の音楽監督に就任。オーケストラに専制的な態度で接したにもかかわらず,その音楽的才能と完璧な指揮法で団員の尊敬を集めた。ドイツ古典派・ロマン派の作曲家の作品,特にヨハネス・ブラームスとリヒアルト・ゲオルク・シュトラウスを得意とした。

ライナー
Rainer, Luise

[生]1910.1.12. ドイツ,ジュッセルドルフ
[没]2014.12.30. イギリス,ロンドン
ドイツの映画女優。アカデミー賞主演女優賞を史上初めて 2回連続受賞した。幼少期をウィーン(生誕地との資料もある),ミュンヘン,スイスで過ごした。1927年から演出家マックス・ラインハルトの劇団で舞台女優として活躍し,その後ヨーロッパ映画に出演するようになった。1935年にハリウッドへ移住し,『巨星ジーグフェルド』The Great Ziegfeld(1936)に主演。別れた夫に再婚を祝う電話をかけるシーンなどの情感豊かな演技を高く評価され,アカデミー賞に輝いた。1937年にパール・バックの小説が原作の『大地』The Good Earthに貧農の妻,阿蘭(オーラン)役で主演して再びアカデミー賞を獲得した。その後もしばらく女優活動を続けたが,劇作家クリフォード・オデッツとの波乱に満ちた結婚生活に終止符を打ち,ハリウッド映画から引退してヨーロッパへ戻った。後年,映画界に復帰して "Dancer"(1988),フョードル・ドストエフスキー原作の "The Gambler"(1997)などに出演した。

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デジタル大辞泉の解説

ライナー(liner)

野球で、空中を低く直線的に飛ぶ打球。ラインドライブ。
定期船、定期旅客機、または定期長距離列車。
取り外しができるコートなどの裏。また、保護用の裏張りや覆い。
線を引く道具。「アイライナー

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百科事典マイペディアの解説

ライナー

ハンガリー生れのアメリカの指揮者。生地のブダペスト音楽院で作曲とピアノを学ぶ。ドレスデン宮廷歌劇場などの指揮者を歴任し,同歌劇場でニキシュ,R.シュトラウスマーラーなどの知遇を得る。1922年に渡米し,1922年−1931年シンシナティ交響楽団常任指揮者。以後1938年−1948年ピッツバーグ交響楽団常任指揮者,1948年−1953年メトロポリタン歌劇場の指揮者を務めたのち,1953年シカゴ交響楽団の音楽総監督に就任。厳格な指導で同楽団の黄金時代を築き,長く親交を結んだR.シュトラウスの作品をはじめ広範なレパートリーに名演を残した。1928年に米国市民権を取得。カーティス音楽院教授(1931年−1941年)時代の教え子にバーンスタインらがいる。→シュタルケル

ライナー

定期船

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大辞林 第三版の解説

ライナー【liner】

野球で、地面にふれないで直線的に飛ぶ打球。
定期便。 ⇔ トランパー
取りはずしができるコートの裏地。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ライナー
らいなー
Fritz Reiner
(1888―1963)

ハンガリー出身のアメリカの指揮者。生地ブダペストの音楽院で学び、1909年同地でオペラの副指揮者となる。ハンガリー各地で経験を積んだのち、14~21年ドレスデン国立歌劇場指揮者となった。22年渡米。シンシナティ交響楽団、ピッツバーグ交響楽団、メトロポリタン歌劇場の指揮者を経て、53~63年シカゴ交響楽団の音楽監督となり、この楽団を世界的にする基礎を築き、ニューヨークに没。厳格・真摯(しんし)な演奏ぶりで知られた。[岩井宏之]

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