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ラマーズ法 らまーずほう

妊娠・子育て用語辞典の解説

らまーずほう【ラマーズ法】

日本で行なわれるようになったのは1960年代の末です。元はソビエト(当時)で行なわれた「精神予防性無痛(和痛)分娩」。これをフランスのラマーズ博士が改良し、提唱しました。お産の仕組みをしっかり学んで不安をなくし、呼吸法や筋肉のコントロール(緊張せず力を抜く弛緩法)を練習。リラックスした状態での自然分娩をめざします。パートナーの立ち会いもラマーズ法においては重要。いっしょに呼吸法や弛緩法を練習し、お産の際は呼吸をリードする役目なども担います。

出典|母子衛生研究会「赤ちゃん&子育てインフォ」指導/妊娠編:中林正雄(愛育病院院長)、子育て編:多田裕(東邦大学医学部名誉教授) 妊娠・子育て用語辞典について | 情報

デジタル大辞泉の解説

ラマーズ‐ほう〔‐ハフ〕【ラマーズ法】

無痛分娩(ぶんべん)法の一。分娩に対する恐怖心を取り除き、呼吸法と弛緩(しかん)法を訓練し、分娩時に夫や助産婦が援助するもの。フランスの産科医ラマーズ(F.Lamaze)が提唱。

出典|小学館デジタル大辞泉について | 情報 凡例

百科事典マイペディアの解説

ラマーズ法【ラマーズほう】

無痛分娩法の一つ,フランスの産科医,ラマーズF.Lamazeによって1950年代に提唱されたもので,妊娠中,呼吸法や筋弛緩法などを反復練習することによって,陣痛をやわらげるとともに,出産に主体的に向かう気持ちを高めようとするもの。
→関連項目アクティブ・バース

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大辞林 第三版の解説

ラマーズほう【ラマーズ法】

精神予防性の無痛分娩法の一。呼吸とリラックスの訓練を反復して行うとともに夫が分娩に積極的に立ち会うことで疼痛を和らげるもの。フランスの産科医ラマーズ(F. Lamaze)が開発。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ラマーズ法
ラマーズほう
Lamaze method

1951年フランスの産科医 F.ラマーズが自然分娩 (リード法) をもとに発展させた無痛分娩法。妊婦だけでなく夫も出産の知識,呼吸法を学習した上で出産を自覚し,分娩に立ち会うことを基本としている。 59年アメリカに紹介され,出産の医療化,管理化に不満を持つ女性層に受け入れられ,話題になった。日本でも助産所を中心に 60年代半ばから広がり始めた。特に 80年代は「女性の時代」といわれた世相を反映してブームとなり,出産の流れを変えたといわれている。この分娩法の一つの特徴は胸式による呼吸法である。鼻で吸い,口で吐くのを基本に,ハッハッフーとワルツのリズムで行ない,妊娠6~7ヵ月ごろから繰り返し練習して身体に覚えさせておき,これを分娩の際に実行する。分娩時にリラックスする効果が高く,呼吸法だけは採用したいという妊婦や施設が増えている。現在,全国半数以上の病院や助産所に普及している。

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世界大百科事典内のラマーズ法の言及

【無痛分娩】より


[精神予防性無痛分娩]
 1933年イギリスのリードG.D.Readが提唱した方法で,正常分娩の経過を産婦によく理解させ,お産は生理現象なので本来痛いものではないと教育する一方,妊娠中から分娩時の呼吸法や緊張をとる方法を練習させて分娩を行わせる方法である。これの変法として最近ではフランスのラマーズF.Lamazeが考案したラマーズ法が有名である。 以上の方法のうち全身麻酔法は薬剤が胎児に移行する危険が大きいので,最近では分娩の前半期に限って使用し,後半期には硬膜外麻酔などの局所麻酔剤を使用するのが一般的な方法であるが,反面,薬物使用に伴う副作用を恐れ,かつまた母親となった意識(母性)を自覚させるためにも,精神予防性無痛分娩法を好む風潮が医師にも産婦側にも広がる傾向にある。…

※「ラマーズ法」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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