ラ・ロシュフーコー(英語表記)La Rochefoucauld, François, duc de

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

[生]1613.9.15. パリ
[没]1680.3.16/17. パリ
フランスのモラリスト。フランス屈指の大貴族の家系に生れ,しばしば政治的陰謀に利用され,リシュリュー公と争ったり,フロンドの乱に参加したりの波乱の半生をおくったのち,1653年失意のうちに隠退生活に入った。スキュデリー嬢やサブレ夫人のサロンに出入りし,ラファイエット夫人セビニェ夫人親交を結んだ。当時のサロン,特にサブレ夫人の周辺で流行していた,知的遊戯ともいうべき「格言」に手を染め,名高い『箴言 (しんげん) 』 Réflexions ou Sentences et Maximes morales (1665) を著わした。そこでは簡明直截な表現で,人間の本質がうがたれている。ほかに『回想録』 Mémoires (62) がある。

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百科事典マイペディアの解説

フランスのモラリスト。大貴族の出身。宰相リシュリューに対する陰謀荷担,投獄された。またフロンドの乱に反乱軍の一員として参加,敗れて引退した。《箴言集》(1664年)は明晰・簡潔な文体で人間のエゴイズムを突き,失意の政治生活で深められたペシミズムを反映する。〈われわれの美徳は大方偽装された悪徳である〉。他に《回想録》(1662年)など。ラファイエット夫人との友情も有名。

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とっさの日本語便利帳の解説

あまりにも性急に恩返しをしようとするのは、一種の忘恩行為だ。\ラ・ロシュフーコー
フランスのモラリスト(一六一三~八〇)。
世間は、人物の値打ちそのものよりも、ややもすれば、値打ちがありそうに見える人に報いがちだ。\ラ・ロシュフーコー
フランスのモラリスト(一六一三~八〇)。

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