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リシェ Richier, Germaine

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

リシェ
Richier, Germaine

[生]1904.9.16. アルル近郊グラン
[没]1959.7.31. モンペリエ
フランスの女性彫刻家。モンペリエの美術学校で学ぶ。 1925~29年パリで A.ブールデルに師事。動物や昆虫を主題としてシュルレアリスム的様式を発展させた。サロン・ド・メ創立会員。主要作品『ロラージュ』 (パリ国立近代美術館) 。

リシェ
Richet, Charles (Robert)

[生]1850.8.26. パリ
[没]1935.12.4. パリ
フランスの生理学者。 1887~1927年パリ大学教授。体温調節機能の研究のほか,生体機能に関して多くのすぐれた業績があり,02年には,抗原注射による動物の感受性の増強を確認して,アナフィラキシーという新しい概念を提示した。この研究により,13年ノーベル生理学・医学賞受賞。

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百科事典マイペディアの解説

リシェ

フランスの生理学者。パリ大学を卒業,のち同校教授。血清療法創始者で,抗原を注射すると過敏状態(アナフィラキシー)が現れることを発見。1913年ノーベル生理医学賞。

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世界大百科事典 第2版の解説

リシェ【Charles Robert Richet】

1850‐1935
フランスの生理学者。血清療法を創始した。パリに生まれ,一時文学を志したが,パリ大学で医学を修め,1887年パリ大学教授となった。精神病学病理学の研究に従事したが,C.ベルナールらの影響を受けて,生理学分野で広範な研究を行うようになり,胃液分泌呼吸皮膚の関連などについての研究を行った。さらに88年には,細菌を注射された動物は,それに対する免疫ができることを認め,90年,はじめてヒトに対して免疫療法を行った。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

リシェ
りしぇ
Charles Robert Richet
(1850―1935)

フランスの生理学者。パリの生まれ。1877年パリ大学を卒業し、1887年にパリ大学生理学教授。神経、呼吸、筋肉などの生理や肝臓の機能、血清療法などに関する研究を試みた。1888年細菌を注射すると免疫体を生じることを確かめ、1890年初めて血清療法を行った。1913年「過敏性現象に関する研究」によりノーベル医学生理学賞を受けた。[大鳥蘭三郎]

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世界大百科事典内のリシェの言及

【弓矢】より

…その起源は古く,帝政末期のローマ軍団にはガリア人からなる弩兵隊arcuballistaeを伴うものがあったという。リシェRicherの《年代記》の949,984,985年の記述にこの語がみられるし,パリ国立図書館の一写本(11世紀)にも城を攻める弩兵が描かれている。ただし,ノルマン・コンクエスト(1066)の絵巻物である《バイユーのタピスリー》では,重装兵1名の指揮下に散開して射撃する弓隊は描かれていても弩は登場しない。…

【アナフィラキシー】より

…ラテン語のana(無)とphylaxis(防御)からなり,〈無防御〉を意味するが,医学的にはアレルギー性反応の一つのタイプをさす。フランスの生理学者リシェCharles R.Richet(1850‐1935)によって1902年に命名された。リシェはイソギンチャクの触手から抽出した毒素をイヌに注射して(免疫)毒素の研究を行っていたが,第2回目の毒素を微量注射したところ,イヌは過敏状態になっていて,中毒量よりはるかに少ない量にもかかわらず,激しい症状を示して死亡することを発見した。…

【アレルギー】より

…これは現在コッホ現象と呼ばれているが,初感染の場合と再感染の場合とでは生体の反応が異なり,再感染では抵抗がたかまった反応を示すためである。1902年,フランスのリシェCharles R.Richet(1850‐1935)とポルティエPaul Portier(1866‐1962)は,イソギンチャクの毒素の研究をしているうちに,初めに少量の毒素をイヌに注射しても死なないが,その結果イヌは毒素に対して非常に過敏になり,その後はごくわずかな量の毒素を注射しても,呼吸困難,下痢,下血などの激しい症状を起こして死亡することを見いだした。そして,これをアナフィラキシーanaphylaxis(anaは反対,無,phylaxisは防御,保護の意で,無防御の状態を指すラテン語)と呼んだ。…

※「リシェ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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