リズム・アンド・ブルース(英語表記)rhythm and blues

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

リズム・アンド・ブルース
rhythm and blues

ジャズ音楽の一形式。略してR&B。強烈なアフター・ビートのリズムに乗って激しく歌われる歌で,1930年代後半のアメリカ南部の黒人の間で始り,次第に北部や東部に広まった。 50年代なかばに登場したロックンロールはこれを母体として生れた。

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百科事典マイペディアの解説

リズム・アンド・ブルース

1940年代から1960年代前半のアメリカ黒人のポピュラー音楽。R&Bと略。リズムを強調したブルースという意味であり,他にジャズやゴスペル・ソングなどを母体としたが必ずしも特定のスタイルを指すわけではない。1960年代以降ソウル・ミュージックに引き継がれ,また白人のロックンロールもリズム・アンドブルースに多くを負っている。→ロック
→関連項目チャールズツイストビートルズブラウンプレスリーペイジワンダー

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

リズム・アンド・ブルース
りずむあんどぶるーす
Rhythm and Blues

R&Bと略す。1940年代半ば、第二次世界大戦中から戦後にかけて発生したアメリカ黒人のボーカルを主体とするポピュラー音楽。ライオネル・ハンプトンやルイ・ジョーダンLouis Jordan(1908―1975)などジャズ系楽団のブギ・ウギのリズムを使ってジャンプする演奏が好まれ、ジャズ楽団と歌うブルース歌手や、エレキギターを用いたパワフルで新鮮なブルース歌手などが人気をよんだことから、従来の型式にとらわれない新しいブルースとして生まれたのがR&Bで、強烈なリズムとビート、活力、しゃれた都会的なセンスをもち、大衆娯楽としての魅力にあふれていた。その初期に、レイブンズ、オリオールズなど鳥の名をつけた(バード・グループとよぶ)ボーカルグループやジョー・ターナーJoseph Turner(1911―1985)、ルース・ブラウンRuth Brown(1928―2006)、レイ・チャールズ、ファッツ・ドミノFats Domino(1928―2017)らソロ歌手が活躍して白人たちからも注目された。1950年代の半ばにR&Bの白人化から生まれたのが、ロック・アンド・ロール(ロックン・ロール)であり、1960年代にはロックと称されるようになった。[青木 啓]
『リー・ヒルデブランド著、松田洋子訳『ソウル、リズム&ブルースのスター』1・2(1996・東亜音楽社)』

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