ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典「リンホカイン」の解説
リンホカイン
lymphokine
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
翻訳|lymphokine
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
リンパ球から検出される生理活性物質の総称.免疫担当細胞であるT細胞,B細胞,マクロファージなどの細胞間コミュニケーションに関与する.50種類以上が知られているが,この分野では命名法が複雑になってきたため,クローン化され構造が確定したものからインターロイキン(IL)何番というようになっている.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報
…好中球がなぜ化学走性を示すのかはまだ十分に解明されていないが,化学走性を起こす因子にあるポリペプチド鎖と結合する受容体が好中球の表面に存在し,まずこの部分での結合が最初に起こると考えられている。単球の場合は,細菌,補体,リンホカインおよび抗原抗体複合物などが化学走性因子としてわかっている。また好酸球は,肥満細胞から放出される因子によって集まることが判明している。…
…このようなBリンパ球が分泌する免疫グロブリンによって生ずる防御形式を体液性免疫という。これに対して,Tリンパ球の関係する反応を細胞性免疫といい,リンパ球が直接異物(抗原)と接触すると大型化し,細胞を殺す能力を発揮し,リンホカインという物質を放出して単球や顆粒球の働きを活発にさせる。ツベルクリン反応で皮膚が発赤するのはTリンパ球の作用である。…
… このような体液性免疫のために働く細胞群のほかに,細胞性免疫に関与するT細胞群がある。たとえば遅延型アレルギーでは,マクロファージから抗原情報を受けとったT細胞は,分裂すると同時に,さまざまな炎症を起こすような微量活性物質(これをリンホカインlymphokineという)を産生する。このなかには,上記の,他の細胞に対して影響を与える分子群のほかに,それ自身毒性をもって細胞を障害するようなリンホトキシンその他の因子が含まれ,いわゆる遅延型過敏症を起こす。…
※「リンホカイン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報
内閣府が2000年1月から毎月実施している景気動向調査。生活実感としての景況感を調査するのが狙い。具体的にはタクシーの運転手、小売店の店長、娯楽施設の従業員、自動車ディーラー、派遣従業員、設計事務所所...
12/6 プログレッシブ英和中辞典(第5版)を追加
12/6 プログレッシブ和英中辞典(第4版)を追加
11/30 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
10/18 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典を更新
10/7 デジタル大辞泉を更新