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ルゴール液 ルゴールエキ

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デジタル大辞泉の解説

ルゴール‐えき【ルゴール液】

沃素(ようそ)沃化カリウムを加えて製する水溶液甲状腺腫歯科治療に用いる。改良してグリセリン・薄荷水などを加えたものは、複方ヨードグリセリンともよび、扁桃炎(へんとうえん)や咽頭炎(いんとうえん)などの殺菌消毒に用いる。フランスの内科医ルゴール(J.G.A.Lugol[1786~1851])が創製。

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百科事典マイペディアの解説

ルゴール液【ルゴールえき】

ヨウ素およびヨウ化カリウムの溶液。1830年ごろフランスの医師J.G.A.ルゴールが創製。水溶液甲状腺疾患の治療やグラム染色に用いる。殺菌剤として咽頭(いんとう)炎や皮膚病などの患部に塗布するルゴール液は複方ヨードグリセリンともいい,ヨウ素,ヨウ化カリウム,蒸留水のほか,フェノールハッカ油を含むグリセリン溶液。

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デジタル大辞泉プラスの解説

ルゴール液

ヨウ素、グリセリンなどを含む消毒薬。咽喉、扁桃腺などの殺菌消毒に使用される。

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世界大百科事典 第2版の解説

ルゴールえき【ルゴール液 aqueous iodine solution】

日本薬局方名は複方ヨード・グリセリン。1830年ころルゴールJean G.A.Lugol(1786‐1851)が考案したためこの名があるが,当時のルゴール液はヨウ素とヨウ化カリウムだけを含む水溶液であった。現在のルゴール液はこれを実際上,使用しやすく改良したもので,ザイフェルト液ともいわれる。特異なにおいのある赤褐色粘稠性の液体で,1000ml中組成は,ヨウ素12g,ヨウ化カリウム24g,グリセリン900ml,ハッカ水45ml,液状フェノール5mlおよび精製水である。

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大辞林 第三版の解説

ルゴールえき【ルゴール液】

〔創製者フランスの医師ルゴール(J. G. A. Lugol1786~1851)にちなむ〕
ヨウ素・ヨウ化カリウムを水に溶かして製した赤褐色の液。殺菌・消毒作用をもつ。 → 複方ヨード-グリセリン

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ルゴール液
ルゴールえき

複方ヨードグリセリン」のページをご覧ください。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ルゴール液
るごーるえき

ヨウ素・ヨウ化カリウム液をいい、ヨウ素にヨウ化カリウムを加えて水に溶けるようにした高濃度のヨウ素溶液である。フランスの医師ルゴールJean Georg Antoine Lugol(1786―1851)が初めて用いたところから名づけられた。ルゴール液には次のようなものがある。[幸保文治]

内服用ルゴール液

ヨウ素33グラム、ヨウ化カリウム66グラムに精製水を加えて1000ミリリットルとしたもので、甲状腺腫(せんしゅ)などに内服する。[幸保文治]

複方ヨード・グリセリン

ルゴール液の改良処方で、ザイフェルト液ともよばれる。処方および製法は、ヨウ素12グラム、ヨウ化カリウム24グラムを精製水約25ミリリットルに溶かし、これにグリセリン900ミリリットルを加えたのち、ハッカ水45ミリリットル、液状フェノール5ミリリットルおよび精製水を加えて全量を1000ミリリットルとし、よく混和する。赤褐色の粘稠(ねんちゅう)性の液で、耳鼻咽喉(いんこう)科では、殺菌消毒の目的で咽頭炎や扁桃(へんとう)炎などに塗布剤としてよく用いられている。アルコールを含まないので痛くないが、乾きが遅い。[幸保文治]

歯科用ヨード・グリセリン

歯科で用いるルゴール液で、ヨウ素10グラム、ヨウ化カリウム8グラム、硫酸亜鉛1グラム、グリセリン35ミリリットルに精製水を加えて全量100ミリリットルとしたものである。象牙(ぞうげ)質および根管の消毒、または歯肉炎などに用いられる。[幸保文治]

細菌染色用ルゴール液

ヨウ素1グラム、ヨウ化カリウム2グラムを精製水300ミリリットルに溶かしたもので、弱酸性媒染剤としてグラム染色に用いられる。[幸保文治]

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世界大百科事典内のルゴール液の言及

【殺菌剤】より

…このほかヨウ素の殺菌作用,硫酸亜鉛の殺菌収斂(しゆうれん)作用,グリセリンの局所刺激緩和作用などを利用した合剤である歯科用ヨード・グリセリンがあり,根管治療や歯肉炎などに用いられている。またルゴール液を改良した複方ヨード・グリセリン(ザイフェルト液)や,表皮で増殖する糸状菌に直接作用して殺菌するだけでなく,増殖部位を剝離(はくり)したり溶解したりする薬剤として,ヨード・サリチル酸・フェノール精などが考案され,家庭でも用いられる。(4)アルコール類 以上の薬剤よりいっそう古くから経験上使われてきた殺菌剤は,洋の東西を問わず,アルコールであろう。…

※「ルゴール液」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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