レジスト(英語表記)légiste

  • resist

世界大百科事典 第2版の解説

中世フランスの法曹官僚カペー朝王権のもとで,13世紀後半に姿を現し,14世紀前半まで顕著な役割を果たした。13世紀フランスにおける王権の強化と,法学教育・研究の発展とによって,国王の周辺に専門的法学知識をもつ官僚が集結した。法学とは,この時代にようやく体系的適用の手法を確立しはじめたローマ法学であり,慣習的封建法圏域にいたるまで,普遍的適用を主張した。他方王権は封建的権力分散を克服すべく,国家統合原理を求めており,とりわけフィリップ4世(在位1285‐1314)は,諸政策を通じて成果を目ざしていた。

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デジタル大辞泉の解説

可視光紫外線X線電子線などを照射すると変成する素材。照射された部分のみ、耐薬品性の硬膜をつくったり、逆に薬品に溶けやすくなったりする。半導体集積回路プリント基板などの作製に用いられる。→フォトリソグラフィー
[補説]照射する線源の波長や種類により、フォトレジストX線レジスト電子線レジストなどに分類される。

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知恵蔵miniの解説

工業製品の製造などにおいてエッチング、ハンダ付け、めっき液などに対して物理・科学的に特定の領域を保護する皮膜を作る材料のこと。処理に耐えることから英語のresist(=抵抗する)という名称がついた。同材料の中でも、半導体用の感光材は特に「フォトレジスト」と呼ばれる。薄膜状に塗布して光を照射すると耐薬品性のある硬い膜に変化し、光の当たっていない部分は溶けるため、これを除去することで半導体の表面に図形を転写することができる。日本はフォトレジストにおいて高い世界シェアを有しており、2019年に日本が韓国向けの輸出管理を厳格化したことで、広く注目を集めた。

(2019-12-24)

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世界大百科事典内のレジストの言及

【法曹】より

… イタリアでははやくも12世紀に法律家身分が形成されており,フリードリヒ2世の宮廷では法律家団が重要な役割を演じている。フランスでは法律家(レジストlégiste)が13世紀中葉以降国王に仕えているが,同世紀末にはパリの高等法院(パルルマン)の裁判官の過半数を法律家が占め,14世紀に入ると独占するところとなった。ドイツでは法律家(ユリストJurist)という外来語が1300年ごろには定着して用いられており,ルドルフ1世以来,法律家はつねに国王の顧問会に席を占めている。…

【法曹】より

… イタリアでははやくも12世紀に法律家身分が形成されており,フリードリヒ2世の宮廷では法律家団が重要な役割を演じている。フランスでは法律家(レジストlégiste)が13世紀中葉以降国王に仕えているが,同世紀末にはパリの高等法院(パルルマン)の裁判官の過半数を法律家が占め,14世紀に入ると独占するところとなった。ドイツでは法律家(ユリストJurist)という外来語が1300年ごろには定着して用いられており,ルドルフ1世以来,法律家はつねに国王の顧問会に席を占めている。…

※「レジスト」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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