日本大百科全書(ニッポニカ) 「レム(線量当量の単位)」の意味・わかりやすい解説 レム(線量当量の単位)れむrem 線量当量の単位。放射線の生物学的効果を考慮した単位で、生体に吸収された放射線が、1ラドのX線が生ずる生物学的効果と等しい効果を示すときの線量当量。記号はrem。名称の由来はroentgen equivalent man(mammal)の略称から、1950年ごろに命名された。その後、1979年の国際度量衡総会で、線量当量の単位としてシーベルト(Sv)が採用され、1989年(平成1)からは、日本の法令においてもシーベルトが用いられているようになった。1シーベルトは100レムである。[小泉袈裟勝・今井秀孝][参照項目] | シーベルト | 放射線 | ラド 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例