ロイター(英語表記)Reuter, Ernst

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典「ロイター」の解説

ロイター
Reuter, Ernst

[生]1889.7.29. 北シュレスウィヒ,アーペンラーデ
[没]1953.9.29. ベルリン
西ドイツの政治家。ミュンヘン大学を卒業。 1913年社会民主党に入って政治活動を始めたが,15年徴兵され,翌年ロシア軍の捕虜となった。ロシア革命ののち捕虜ソビエトを組織。 18年帰国して共産党に入ったが,22年社会民主党に復帰。 31年マクデブルク市長,32年国会議員。 33年ナチスに逮捕され,35年イギリス亡命。第2次世界大戦中の 39~45年トルコの運輸省顧問,アンカラ大学教授をつとめた。戦後帰国して 47年ベルリン市長に選出されたが,ソ連の承認を得られなかった。ベルリン封鎖に際して連合軍に協力,48年 12月西ベルリン初代市長。 51年再選され,西ベルリンと西ドイツとの関係の強化に尽力した。

ロイター
Reuter, Fritz

[生]1810.11.7. シュターベンハーゲン
[没]1874.7.12. アイゼナハ
ドイツの小説家。学生時代に政治活動のため逮捕 (1833) され,死刑の判決を受けたが,のち 30年の禁錮刑に減刑され,1840年恩赦によって釈放。酒乱癖をなおすため農業につき,家庭教師などを経て 63年からアイゼナハで作家生活に入った。特に低地ドイツ語による作品で画期的な成功を収めた。メクレンブルク庶民階級の過去および現在の姿を,写実的でユーモアに富んだ筆致で描いた詩,小説がある。代表作は自伝的小説『フランス時代より』 Ut de Franzosentid (59) ,『わが牢獄時代より』 Ut mine Festungstid (62) ,『わが農民時代より』 Ut mine Stromtid (62~64) 。

ロイター
Reuters, Ltd.

イギリスの代表的国際通信社。 1851年 P.J.ロイター (1816~99) がロンドン創立。海底電線網をにして 20世紀初めまでの国際通信の独占地位を占めたが,1941年トラスト組織になるとともに,イギリス連邦各新聞社がを所有する非営利の共同組織となった。イギリス国内地方紙への配信と,海外向け国内ニュースの収集は,地方紙が構成する国内通信社 PAが担当。国内 65支局,海外契約社は約 3000。かつての独占はくずれたが,経済,外交問題の報道には定評がある。

ロイター
Reutter, Hermann

[生]1900.6.17. シュツットガルト
[没]1985.1.1. シュツットガルト
ドイツの作曲家,ピアニスト。シュツットガルトとミュンヘンで学び,1923年ピアニストとしてデビュー。 52年シュツットガルト音楽院作曲教授,56年同院長となる。代表作はオペラファウスト博士』 (1955) 。ほかにピアノ協奏曲,室内楽,歌曲など多数。

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367日誕生日大事典「ロイター」の解説

ロイター

生年月日:1889年7月29日
西ドイツの政治家
1953年

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

精選版 日本国語大辞典「ロイター」の解説

ロイター

(Reuters) イギリス最大の国際ニュース通信社。経済・外交記事に定評がある。一八五一年ドイツ人のP=J=ロイターが創立。現在イギリス新聞社協会の協同機関で、国家的通信社の性格を保有。本社はロンドンにあり、全世界に通信網をもつ。

ロイター

(Fritz Reuter フリッツ━) ドイツの小説家。北ドイツの方言で創作、郷土文学の先駆者となった。代表作「フランス時代」「わが農民時代より」。(一八一〇‐七四

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世界大百科事典 第2版「ロイター」の解説

ロイター【Fritz Reuter】

1810‐74
ドイツの作家。メクレンブルク地方の生れ。過激な学生運動のかどで数年間投獄され,釈放後十数年農業労働者となったのち,低地ドイツ方言で批判と諧謔とに満ちた民衆的な詩や小説を書きはじめ,この分野の代表的存在となった。《家なくして》(1857),《フランス時代》(1859),《わが農民時代》(1862‐64)などの作品は郷土的な物語が牧歌のままに終わらず,時代を代表する社会性に到達している。【中田 美喜】

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