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ワルトブルク ワルトブルクWartburg, Walther von

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ワルトブルク
Wartburg, Walther von

[生]1888.5.18. ゾロトゥルン,リートホルツ
[没]1971.8.15. バーゼル
スイスの言語学者。バーゼル大学教授。フランス語を中心とするロマンス語派の研究に大きな業績を残し,また理論家としては,ソシュールによって峻別された共時言語学通時言語学との新たな統合を試みたことで知られる。主著『フランス語語源辞典』 Französisches etymologisches Wörterbuch (1922~68) ,『フランス語の進化と構造』 Evolution et structure de la langue française (34) ,『言語学の問題と方法』 Einführung in die Problematik und Methodik der Sprachwissenschaft (43) など。

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世界大百科事典 第2版の解説

ワルトブルク【Wartburg】

ドイツ中部,アイゼナハの南西の小山の上にある城。設立は,伝説では11世紀のルートウィヒ跳躍公Ludwig der Springerにさかのぼる。チューリンゲンへの最も重要な進入路の一つをおさえ,13世紀にはチューリンゲン方伯の居城となった。ワルトブルクの歌合戦の舞台。その後マイセン辺境伯ウェッティン家Wettinerの領有に移り,15~18世紀はザクセン選帝侯領に属した。1521~22年,ルターがここにかくまわれ,新約聖書を独訳した。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ワルトブルク
わるとぶるく
Walther von Wartburg
(1888―1972)

スイスの言語学者、ロマンス語学者。バーゼル大学教授。構造言語学が方法論上分けた共時的・記述的方法と通時的・歴史的方法とを統合してロマンス語の研究を行い、さらに方言学にも多大の貢献をした。文化的背景をも重視してフランス語の歴史を記述した『フランス語の進化と構造』(1934)、フランス語を中心にロマンス語を対象として具体的に言語研究法を考察した『言語学の問題と方法』(1943)などの著書に加えて、いまなお続刊中の『フランス語語源大辞典』Franzsisches etymologisches Wrterbuch(1922~ )を編纂(へんさん)、指導した。[泉 邦寿]

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世界大百科事典内のワルトブルクの言及

【アイゼナハ】より

…1180年ごろ建市。市外にそびえるワルトブルク城で1521‐22年宗教改革家ルターが聖書をドイツ語に翻訳した。また1817年,500名の学生がこの城に集まりドイツ統一ののろしをあげた(ブルシェンシャフト)。…

※「ワルトブルク」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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