一連・一聯・一嗹(読み)いちれん

精選版 日本国語大辞典「一連・一聯・一嗹」の解説

いち‐れん【一連・一聯・一嗹】

〘名〙
① いくつかのものの一まとまり。一組み。
※儀式(872)二「薄鰒、堅魚、海藻、各一連」
② 細いなわでつないだ干物などのひとつながり。ひとたばね。〔日葡辞書(1603‐04)〕
③ 数珠などのように穴があいている玉数個を糸で貫いて連ねたもの一つ。〔易林本節用集(1597)〕
④ 関係のあるひとつづき。一括して扱うことができるもの。
当世書生気質(1885‐86)〈坪内逍遙〉二「折しも当席は、燕枝、柳枝などの一連(イチレン)にて、さしかはり入かはりて、陸続高座に登るものから」
⑤ (━する) ひとつにつながること。ひとつづきであること。
※米欧回覧実記(1877)〈久米邦武〉一「太平海より圧瀾(アタラン)海に至るまで、陸地一連すると雖ども」
⑥ (一連・一聯) 漢詩で、一まとまりになる二句。転じて連歌にもいう。
※太平記(14C後)一「花の中に金字に書ける一聯の句あり」 〔劉克荘‐贈翁巻詩〕
⑦ (一連・一嗹) 全判の洋紙の単位で、千枚をいう。〔モダン辞典(1930)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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