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七宝文 しっぽうもん

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

七宝文
しっぽうもん

両端のとがった長い楕円形,すなわち紡錘状のものを4個つないで構成した文様。この楕円形の中に,四季の植物や宝づくし文を配したものがある。この文様は正倉院裂 (ぎれ) をはじめ,平安時代の仏画や各時代の工芸品に表わされ,染織品のほか陶磁にもよく用いられている。

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デジタル大辞泉の解説

しっぽう‐もん【七宝文】

円周を円弧によって四等分した文様。これを基本として、さまざまの変形文様がある。

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世界大百科事典 第2版の解説

しっぽうもん【七宝文】

円を4分の1ずつ重ねた連続文。有職(ゆうそく)文の一種で,輪違(わちがい)文ともいう。上下左右に連続するさまから〈四方〉〈十方〉と呼ばれたのが,のちに仏教の十珍七宝(じつちんしつぽう)と結びつき〈七宝〉となった。この形の文様は古くから見られ,紀元前3000年ころのシュメールで黄金製指輪の装飾にも用いられている。円弧の接点に小円を置くものと置かないものとがあり,前者は飾り結びから発展したことを示している。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

七宝文
しっぽうもん

円周を円孤によって4等分した図形のこと。輪つなぎの一種。これを単位文様として、四方に連続させたものを「七宝つなぎ」とよんでいる。純然たる幾何学的図形と、円孤の接点に小円を置いたものの2種がある。後者は網目を写した文様で、小円は網の結び目の痕跡(こんせき)ともいわれる。日本では正倉院宝物のなかの錦(にしき)や纐纈(こうけち)(奈良時代)にみられる七宝つなぎが古く、この系統は平安時代以後の有織(ゆうそく)文様に受け継がれる。近世以後もおもに染織文様として使われたが、引手や釘隠(くぎかく)しにもこの単位文様をかたどったものが多い。村元雄]

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