詩人、小説家。本名冨田三樹(とみたみき)。東京生まれ。早稲田(わせだ)大学露文科卒業。少年時代の満州(現、中国東北地方)での生活体験に基づいて、戦争の無残さと自身の身体的不自由さとによる内面性が、まず詩作品の『東京午前三時』(1966。H氏賞)、高見順(たかみじゅん)賞受賞の『わがキディ・ランド』(1970)に結実する。その後小説に転じ、『鶸(ひわ)』(1972)で芥川(あくたがわ)賞を受賞。連作小説集『砲撃のあとで』(1973)のほか『震える舌』(1975)、『胸、くるしくて』(1976)、『かれらが走りぬけた日』(1978)、『野いばらの衣』(1979)、『馭者(ぎょしゃ)の秋』(1985。平林たい子賞)、『小噺(こばなし)集』(1988)、『野鹿のわたる吊橋(つりばし)』(1992)などがある。また、1994年(平成6)心臓発作で緊急入院した体験を経て『生還の記』(同年)を刊行した。その後も『路地』(1997。谷崎潤一郎賞)、『裸足(はだし)と貝殻』(2001。読売文学賞)、『わが青春の詩人たち』(2002)を発表、活発に活動を続けていた。2006年度(平成18)日本芸術院恩賜賞受賞。
[金子昌夫]
『『三木卓詩集1957~1980』(1981・れんが書房新社)』▽『『小噺集』(1988・文芸春秋)』▽『『路地』(1997・講談社)』▽『『裸足と貝殻』(1999・集英社)』▽『『わが青春の詩人たち』(2002・岩波書店)』▽『『野いばらの衣』(講談社文芸文庫)』▽『『馭者の秋』『野鹿のわたる吊橋』(集英社文庫)』▽『『生還の記――心筋梗塞に襲われて』(河出文庫)』▽『『砲撃のあとで』『かれらが走りぬけた日』(集英社文庫)』▽『『震える舌』(新潮文庫)』▽『宮下拓三著『三木卓の文学世界』(1995・武蔵野書房)』
〘 名詞 〙 春の季節がもうすぐそこまで来ていること。《 季語・冬 》 〔俳諧・俳諧四季部類(1780)〕[初出の実例]「盆栽の橙黄なり春隣〈守水老〉」(出典:春夏秋冬‐冬(1903)〈河東碧梧桐・高...
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