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上帝 じょうていShang-di

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

上帝
じょうてい
Shang-di

中国において最も古い神。天上界の支配者。殷代には,天空に宇宙を統括する神格があると考え,それをと呼んだが,帝は上方に存在するので,次第に上帝と呼ぶようになった。儒教の古典にしばしば現れ,昊天上帝などともいわれる。清末にはエホバと同一視されることもあった。

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デジタル大辞泉の解説

じょう‐てい〔ジヤウ‐〕【上帝】

天上にあって万物を主宰する者。天の神。天帝。また、地上の主宰者である天子。
キリスト教造物主天主。エホバ。ヤーウェ

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大辞林 第三版の解説

しょうてい【上帝】

じょうてい【上帝】

〔「しょうてい」とも〕
天上にあって、万物を支配する神。天帝。
中国のキリスト教で、神のこと。一六世紀以来、「天主」と併用されてきたが、典礼問題をめぐる論争に際し、上帝と混同されるとして、1704年教皇によりこの呼称が禁じられた。なお、一九世紀のプロテスタント系漢訳聖書の一部は「神」に「上帝」をあてた。

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世界大百科事典内の上帝の言及

【皇帝】より

…始皇帝が定めた皇帝という尊号には,その功と徳が古代の三皇五帝よりも大であるという意味がふくまれていた。帝は上帝ともいって在天の最高神,皇は祖先神や上帝の美称として用いられていたが,先秦の文献には,黄帝,帝尭,帝舜,帝嚳(こく)など,伝説上の帝王に帝という称号を用いる例があり,また戦国時代の半ば,前288年に,秦の昭襄王と斉の湣王が互いに約束して西帝,東帝と称したことがあり,王を超えるものとして帝の号が意識されていたことが認められる。なお,天子という称号は,宇宙を主宰する至上神である天の命をうけて,民の父母としてこれを治め,祖先である天を祭るものという儒学的な君主観念からの称号で,皇帝というのが正式の称号である。…

【昊天上帝】より

…《詩経》《書経》などの儒教経典に見える宇宙の最高神。〈昊天〉は大いなる天,〈上帝〉は天上の帝王の意。〈皇天上帝〉〈皇皇后帝〉ともいい,単に〈上帝〉ともいう。…

【天主教】より

…これに対して西欧における布教方針を直截に採用したドミニコ派,フランチェスコ派と,布教方法をめぐって激しく対立した。例えばイエズス会では,《書経》《詩経》にみえる〈上帝〉を天主と同義と解釈した。そこで,上帝を天と同義と解釈する中国奉教士人は,天主=上帝=天と解釈してキリスト教に入信し,キリスト者として生活することを〈上帝に事(つか)える〉ものと理解して,このイエズス会の天主=上帝論が上帝=天論に横すべりしてキリスト教の本旨がくらまされてしまうことにドミニコ派,フランチェスコ派は強く反対し,〈上帝〉を天主の意味で用いることの禁止を訴えた。…

【天帝】より

…中国における天上の最高神。殷代の甲骨文資料に帝,あるいは上帝の語が見え,雨や農作物の収穫を支配し,都邑の建設に許可を与えたりしている。しかしすでに〈隠れた神〉であったらしく,帝の力は〈帝の使(者)〉や〈帝の臣〉を介して発現される。…

※「上帝」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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