上板(読み)アゲイタ

デジタル大辞泉 「上板」の意味・読み・例文・類語

あげ‐いた【上(げ)板/揚(げ)板】

床下に物などを入れるために、くぎ付けにしないで、自由に取り外しできるようにした床板。あげぶた。
江戸時代歌舞伎劇場で、舞台の前縁にあった横長の板敷き部分。
風呂場などの流しに敷くの子の板。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

改訂新版 世界大百科事典 「上板」の意味・わかりやすい解説

上板[町] (かみいた)

徳島県北東部,板野郡の町。人口1万2727(2010)。徳島平野中央部,吉野川北岸に位置し,讃岐山脈南斜面と,泉谷川などにより形成された扇状地,宮川内谷川と吉野川の沖積平野の3地域からなる。古くからサトウキビ栽培が盛んで,精製された砂糖は〈和三盆(わさんぼん)〉と呼ばれ,アイと並ぶ阿波特産として全国に知られた。現在も全国各地の銘菓原料として珍重される。また米を中心に,施設園芸,畜産果樹などの複合経営を行う農家が多く,県農業の中核地域となっており,県畜産試験場(現,県立農林水産総合技術支援センター畜産研究所),県果樹試験場(現,同果樹研究所)分場などがある。四国八十八ヵ所6番札所安楽寺があり,松島の千本桜は花見客でにぎわう。
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