20世紀日本人名事典 「中戸川吉二」の解説 中戸川 吉二ナカトガワ キチジ 大正・昭和期の小説家 生年明治29(1896)年5月20日 没年昭和17(1942)年11月19日 出生地北海道釧路市 学歴〔年〕明治大学〔大正3年〕中退 経歴里見弴に師事。春陽堂に入り「新小説」の編集に従事したが、2カ月で辞め文筆に専念。大正7年第5次「新思潮」同人となり「反射する心」などを発表。8年第1創作集「イボタの虫」を刊行、他に「縁なき衆生」「友情」「青春」などがある。昭和に入ってみるべき作品活動はない。 出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報 Sponserd by
日本大百科全書(ニッポニカ) 「中戸川吉二」の意味・わかりやすい解説 中戸川吉二なかとがわきちじ(1896―1942) 小説家。北海道生まれ。神経衰弱のため明治大学を中退。里見弴(とん)に師事し、短編集『イボタの虫』(1919)や長編『反射する心』(1918~20)などにより、新進作家として嘱望される。微妙な心理描写に優れた私小説的作風をもち、『縁なき衆生』(1920)、『友情』『青春』(ともに1921)、『北村十吉』(1922)を矢つぎばやに刊行し、また、雑誌『随筆』を創刊(1923)するが、大正末から文壇を遠ざかり、昭和期に若干の文芸批評などを残した。[柳沢孝子]『『日本現代文学全集105 現代名作選 一』(1969・講談社)』 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by
デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「中戸川吉二」の解説 中戸川吉二 なかとがわ-きちじ 1896-1942 大正-昭和時代前期の小説家。明治29年5月20日生まれ。里見弴(さとみ-とん)に師事する。大正7年第5次「新思潮」同人となる。私小説的作風で知られた。12年雑誌「随筆」を創刊。昭和17年11月19日死去。47歳。北海道出身。明大中退。作品に「反射する心」「イボタの虫」など。【格言など】自分の性格にある,不愉快なものから卒業して了(しま)いたい気持(創作の動機) 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例 Sponserd by
367日誕生日大事典 「中戸川吉二」の解説 中戸川 吉二 (なかとがわ きちじ) 生年月日:1896年5月20日大正時代;昭和時代の小説家1942年没 出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報 Sponserd by