新撰 芸能人物事典 明治~平成 「中村四郎五郎」の解説 中村 四郎五郎(7代目)ナカムラ シロゴロウ 職業歌舞伎俳優 本名植田 孝男(ウエダ タカオ) 別名前名=中村 たかほ(ナカムラ タカホ),中村 清五郎 屋号中村屋 生年月日昭和6年 2月6日 出身地東京都 学歴東京育英中(旧制)卒 経歴昭和23年中村たかほとして「喜撰」の所化で初舞台。39年3代目中村清五郎と改名、「八重桐」のお歌で名題昇進。51年歌舞伎座「鈴ケ森」の駕屋「弥栄芝居賑」の太鼓持で7代目中村四郎五郎を襲名。中村勘三郎一門の名脇役として活躍した。他の出演作に「法界坊」などがある。 受賞真山青果賞(奨励賞 第18回)〔平成10年〕,日本俳優協会賞(第7回)〔平成13年〕 没年月日平成19年 4月22日 (2007年) 出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報 Sponserd by
デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「中村四郎五郎」の解説 中村四郎五郎(初代) なかむら-しろごろう 1651-1712 江戸時代前期-中期の歌舞伎役者。慶安4年生まれ。初代中村七三郎の一門となり,元禄(げんろく)9年中村四郎五郎を名のる。坂田藤十郎一座では藤十郎につぐ立役(たちやく)をつとめた。おもに京都の都万太夫座で活躍し,武道事・俏事(やつしごと)を得意とした。正徳(しょうとく)2年1月5日死去。62歳。前名は梅垣安左衛門。俳名は歌鏡。 中村四郎五郎(4代) なかむら-しろごろう ?-? 江戸時代中期の歌舞伎役者。寛延3年(1750)初代中村喜代三郎の門にはいり,2代中村松兵衛(まつべえ)となる。のち初代中村富十郎の弟子となり,明和6年江戸森田座で4代四郎五郎を襲名。安永元年三国富士五郎と改名。東西の舞台に出演,敵役(かたきやく)を得意とした。初名は山下増太郎。前名は中村富之助,中村浪蔵。俳名は鬼洞。 中村四郎五郎(5代) なかむら-しろごろう ?-? 江戸時代中期の歌舞伎役者。4代中村四郎五郎の弟。はじめ初代中村喜代三郎の弟子となり,2代中村権蔵(ごんぞう)を名のる。宝暦7年(1757)桐島儀左衛門の門に転じて桐島権蔵と改名,明和8年5代四郎五郎を襲名。京坂の舞台で敵役(かたきやく)として活躍した。前名は2代中村新四郎。俳名は如光。 中村四郎五郎(3代) なかむら-しろごろう 1725-1766 江戸時代中期の歌舞伎役者。享保(きょうほう)10年生まれ。はじめ三味線の師匠だったが,のち初代中村喜代三郎の高弟となる。延享4年3代四郎五郎を襲名。京坂の各座をつとめ,武道・実事を得意とした。明和3年9月20日死去。42歳。京都出身。前名は市川京蔵。俳名は歌鏡。 中村四郎五郎(2代) なかむら-しろごろう ?-? 江戸時代中期の歌舞伎役者。初代四郎五郎の門弟で,のち養子となる。享保(きょうほう)10年(1725)2代を襲名。京坂で立役(たちやく)をつとめ,晩年は悪役を得意とした。前名は中村三四郎。俳名は歌鏡。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例 Sponserd by