共同通信ニュース用語解説 「中選挙区制」の解説
中選挙区制
都道府県を複数の選挙区に分け、1選挙区当たり原則として3~5人の議員を選出する制度で、1993年の衆院選が最後。同じ選挙区内で派閥の異なる自民党候補による同士打ちが常態化。このため政党間の政策論争よりも自民党候補の個人間のサービス合戦になり、選挙にカネがかかると指摘された。小選挙区比例代表並立制の導入後は、政治資金の配分や公認権の付与で自民党執行部の権限が強まった。だが派閥は存続し、閣僚や副大臣、政務官ポストの割り振りで調整機能を果たすなどしている。
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