丹念(読み)タンネン

デジタル大辞泉 「丹念」の意味・読み・例文・類語

たん‐ねん【丹念】

[名・形動]細かいところにまで注意を払うこと。心を込めて丁寧に行うこと。また、そのさま。入念。「資料を一つ一つ丹念に調べる」「丹念細工
[派生]たんねんさ[名]
[類語]丁寧念入り入念克明周到念を入れる芸が細かい微に入り細を穿うがつくづくしげしげじっくりよくよくくれぐれとくととっくり心して細心みっしりみっちりつらつら

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精選版 日本国語大辞典 「丹念」の意味・読み・例文・類語

たん‐ねん【丹念】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 誠意をもってていねいに行なうこと。物事に細心の注意をはらうこと。誠心誠意であること。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「いはんや汝年月、丹念のまことをぬきんでて、発心人に越えたり」(出典:謡曲・盛久(1423頃))
    2. 「姉は丹念に一粒づつ取っては食ひ」(出典:吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉一〇)

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