善く善く(読み)ヨクヨク

デジタル大辞泉 「善く善く」の意味・読み・例文・類語

よく‐よく【善く善く/▽能く▽能く】

《「よく」を重ねて強調した語》
[形動][文][ナリ]
1 他に適当な方法がなく、やむを得ずそうするさま。よほど。よくせき。「―な理由があるらしい」「あの男が頭を下げるのだから、―のことだ」
2 限度をはるかに超えているさま。「―のあほう」
[副]
1 念を入れて物事をするさま。十分に。「―尋ねてみたら」
2 程度がきわめてはなはだしいさま。極度に。「―金に困っているのだろう」
[類語]とくと・とっくり・重重・重ね重ね・幾重にも・くれぐれ・くれぐれも・返す返す・重ねて・再び・再度・再三・再三再四・再再・又又・又も・またもや・たびたび・何度も・またぞろ・懲りずまに・二の舞・性懲しょうこりもない・轍てつを踏む・前車の轍てつを踏む・前轍てつを踏む・改めて・またしても・よく・しばしば・ちょくちょく・往往・ちょいちょい・しきり・しょっちゅう・幾度・頻繁・頻頻・しげしげ・足繁く・あまたたび・また・念入り・二度と・二度と再び・くどくど・うだうだ・ぐだぐだ・くだくだ・たらたら・ああだこうだ・四の五の・四の五の言う・心して・心する・慎重・手堅い・用心深い・細心・入念・つくづく・じっくり・丹念・克明・周到・みっしり・みっちり・つらつら・邪推深い・疑い深い・大事を取る・石橋を叩いて渡る・プルーデント・疑心暗鬼・疑心暗鬼を生ず・いぶかる・いぶかしい・いぶかしむ・勘繰る・まじまじ・じっと・抜け目がない・注意深い・腫れ物に触るよう・隠忍自重・慎み深い・念には念を入れる・念押し・だましだまし・君子は危うきに近寄らず・恐る恐る・身を引き締める

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精選版 日本国語大辞典 「善く善く」の意味・読み・例文・類語

よく‐よく【善善・能能】

  1. [ 1 ] 〘 副詞 〙 ( 「よく」を重ねて意味を強めた語 )
    1. ① まったく手落ちのないようにして十分に。念には念を入れて。注意の上に注意を重ねて。くれぐれも。よっく。
      1. [初出の実例]「兄弟、おこなひなむ、よくよくし給ひける」(出典:多武峰少将物語(10C中))
    2. ② 程度がきわめてはなはだしいさま。極度に。ひどく。非常に。大変。
      1. [初出の実例]「よくよく見限り果てられて、追出されし我宿の」(出典:浄瑠璃・博多小女郎波枕(1718)下)
  2. [ 2 ] 〘 形容動詞ナリ活用 〙
    1. ① どうしても他に手段がなくやむなくそうするさま。それ以外、他に考えおよばないさま。よほど。
      1. [初出の実例]「こなたも能々に思召せばこそ、女に向ふて御手を合させらるる」(出典:虎寛本狂言・花子(室町末‐近世初))
    2. ② 限度をはるかに越えているさま。
      1. [初出の実例]「しゃう伴するはよくよくの御意よしぞ」(出典:京大本湯山聯句鈔(1504))

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