入念(読み)ニュウネン

デジタル大辞泉 「入念」の意味・読み・例文・類語

にゅう‐ねん〔ニフ‐〕【入念】

[名・形動]細かいところまで行きとどいていて、丁寧なこと。また、そのさま。ねんいり。「入念細工」「入念に調査する」
[類語]心して心する慎重手堅い用心深い細心くれぐれくれぐれもとっくりとくとよくよく丁寧念入り丹念克明周到念を入れる芸が細かい微に入り細を穿うがつくづくしげしげじっくりみっしりみっちりつらつら

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精選版 日本国語大辞典 「入念」の意味・読み・例文・類語

にゅう‐ねんニフ‥【入念】

  1. 〘 名詞 〙 こまかいところまで注意をはらい、ていねいなこと。また、その様子。ねんいり。ねんいれ。
    1. [初出の実例]「其面事、仕置等入念申付候者」(出典:上杉家文書‐天正一八年(1590)八月一八日・豊臣秀吉朱印状)
    2. 「骨太な指を一本々々入念に洗ひながら」(出典:父親(1920)〈里見弴〉)

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