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也有 ヤユウ

百科事典マイペディアの解説

也有【やゆう】

江戸中期の俳人。姓は横井,名は時般(ときつら)。尾張藩の重役をつとめ53歳で致仕後,風流生活に入る。俳諧美濃派の巴静の指導を受け,藩士在任中から軽妙洒脱(しゃだつ)な俳文を得意とした。

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世界大百科事典 第2版の解説

やゆう【也有】

1702‐83(元禄15‐天明3)
江戸中期の俳人。姓は横井,名は時般(ときつら)。通称は孫右衛門。初号は素分,野有。別号は蓼花巷(りようかこう),知雨亭,半掃庵,蘿隠(らいん)など。名古屋の生れ。横井家は代々尾張徳川家に仕え,也有も御用人となり,大番頭寺社奉行などを兼ねた。1754年(宝暦4)53歳のとき勤めを退いて隠居し,風流に遊んだ。俳諧は祖父や父の感化によるもので,美濃派の巴雀,巴静に点を請うたこともある。狂歌書画謡曲などをもよくする多才な趣味人であった。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

也有
やゆう

横井也有」のページをご覧ください。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

也有
やゆう
(1702―1783)

江戸中期の文人、俳人。尾張(おわり)藩(愛知県)重臣横井時衡(ときひら)の長男として生まれ、時般(ときつら)と名のる。26歳で家督相続、以後御用人、大番頭(がしら)、寺社奉行を兼役ののち53歳で致仕、前津(まえづ)(名古屋市中区)知雨亭に隠栖(いんせい)、以後30年風雅三昧(ざんまい)の生活を送る。也有はその号。別号に野有、知雨亭、蘿隠(らいん)など。その俳系は支考(しこう)『続五論』(1699)の説の尊重や、支考門人巴静(はじょう)に教えを請うこと20年という事実から美濃(みの)派と思われる。俗談平話を用いる作風に加えて軽妙洒脱(しゃだつ)な風味があって、その特徴は俳文集『鶉衣(うずらごろも)』(1787前編刊)にいかんなく発揮されている。生来多芸多能で武道、詩歌、狂歌、書画、謡曲にも優れていた。天明(てんめい)3年6月16日没。尾張海部(あま)郡藤ヶ瀬村(現愛西(あいさい)市)西音寺に葬る。[中野三敏]
『石田元季著『也有研究』(『校訂註釈―鶉衣』所収・1928・春陽堂書店)』

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世界大百科事典内の也有の言及

【鶉衣】より

…俳文集。横井也有(やゆう)著。四方山人序。…

※「也有」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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