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乳鉢 にゅうばち mortar

翻訳|mortar

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

乳鉢
にゅうばち
mortar

薬の調剤や顔料の調製に使われる特殊な形状のすり鉢の一種。碗形または皿形の鉢と乳棒が一組で,粗粒の固形原料をすりつぶして微粉とし,または混和する。薬局では陶磁製,日本画アトリエでは瑪瑙 (めのう) 製,化学実験室などではガラス製,鉄製が多く使われる。

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デジタル大辞泉の解説

にゅう‐ばち【乳鉢】

試料を乳棒ですり、粉末にしたり、粉末を混合したりするための陶磁製・金属製などの鉢。にゅうはち。

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監修:松村明
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百科事典マイペディアの解説

乳鉢【にゅうばち】

固体試料をすり合わせて粉砕または混合するための鉢で,乳棒をあわせて用いる。実験室で普通の試薬に対して用いるのは磁製またはガラス製のものが多いが,かたい試薬や鉱物などの場合にはメノウ製,鉄製などを使用する。

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世界大百科事典 第2版の解説

にゅうばち【乳鉢 mortar】

固体を粉砕したり,粉末を均一に混合するために用いられる鉢。乳棒pestleとともに用いられる。古く同じような目的で,穀類や顔料などの粉砕などにも用いられていた。化学実験室で試薬などの調製に対して用いられるものは,磁製,ガラス製などの浅鉢が普通であり,鉱物などとくに硬い試料にはメノウやアランダム製が用いられる。硬度の高い鉱石などを大量に打ち砕いて粉砕するには,鉄,黄銅その他の金属製深鉢が用いられている。

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大辞林 第三版の解説

にゅうばち【乳鉢】

乳棒を使って、薬品などの固体試料をこまかくすりつぶしたり、混ぜ合わせたりするための器。ガラス・磁器・鉄・めのうなどからなる。

出典|三省堂
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食器・調理器具がわかる辞典の解説

にゅうばち【乳鉢】

薬剤の試料など、少量の固体をすりつぶして粉末にしたり、2種類以上の粉末を混ぜたりするための鉢。同じ素材でできた乳棒とともに用いる。陶磁器製・鉄製・ガラス製のものなどがある。

出典|講談社
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

乳鉢
にゅうばち
mortar

化学実験あるいは薬剤調合において、固体の粉砕や2種以上の粉末の混合のために使われる器具であるが、粉砕・混合を行う乳棒pestleとともに使用される。深いものは粉砕に、浅いものは混合あるいは細粉化に適する。乳鉢と乳棒には同じ材質のものを用い、鉄、黄銅などの金属製は打撃に強く、塊の粉砕に利用される。調合、細粉化には、試料よりも硬い材質のものを用いるが、めのう、サファイア、アランダム、磁製のものが多用され、ガラス製のものも使われる。これらの材質のものは一般に打撃には弱く、打ち砕くような操作を加えることは禁物である。[岩本振武]

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世界大百科事典内の乳鉢の言及

【臼】より

…古代エジプト時代において,挽き臼としての石製サドルカーンsaddle quernと,木製の搗き臼(杵と臼)の分化が完成しているので,それまでに,古代世界に広く普及していたものと考えられる。
[搗き臼]
 搗き臼はくぼみを有する容器すなわち狭義の臼mortarと,中央がくびれて握りやすくした竪杵pestleとから成り,搗き砕く目的のほか,餅搗きのようにものをこねる目的や,穀物の精白のように穀粒表面の種皮を除去する部分的な粉砕(選択粉砕)にも用いられた。日本では弥生時代から木製の搗き臼が現れたが,しだいに杵も臼も,その外形に装飾的要素が加わり,とくに臼は胴の中央部がくびれ,美しく削ったものがつかわれた。…

【モルタル】より

…ふつうはセメントと砂を適量ずつ混ぜ,水を加えて練り上げたもの,すなわちセメントモルタルのことをいう。防水性,施工性,付着性など,ある種の性質を向上させる目的で少量の混和剤を加えることもある。通常は容積比で調合を表現することにしており,セメント1に対して砂が2のときに1:2モルタルと呼ぶ。砂はセメント1に対して1.5~3程度がふつうである。一般に水はこてで塗り施工できる程度の軟らかさまで加える。砂の割合が多いほど強度は小さくなるが,ひび割れは少なくなる。…

【臼】より

…人力で踏む代りに,水力をつかうことも行われ,バッタラなどと呼ばれた。いっぽう石器時代の搗き臼のままの形態が,現在も実用されているものに,化学実験室や薬局でつかわれる乳鉢と乳棒がある。磁製または金属製,メノウ製などがある。…

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