事業承継（読み）じぎょうしょうけい

共同通信ニュース用語解説

事業承継

会社の経営者が株式や不動産を含む事業を後継者に譲ること。中小企業は子どもや従業員に引き継ぐケースが主流だったが、近年は高齢になっても後継者が見つからずに悩んだり廃業を選んだりするケースも多い。後継者難を背景に企業の合併・買収(M&A)を活用する事例も増加傾向にあり、承継前の企業価値向上や、十分な準備期間の確保が課題となっている。

更新日:2022年6月6日

出典　共同通信社 共同通信ニュース用語解説

会計用語キーワード辞典

事業承継

一般的には、閉鎖会社や同族会社のオーナー社長が、後継者に事業を承継させる場合のことを指しており、相続財産の評価などの相続対策と後継者の育成等の会社の存続発展とが課題となります。事業承継は、オーナー経営者の一族、会社および従業員にとって重要な影響を及ぼすので、早期に後継者を特定し、会社の株式と事業用資産を後継者に取得させることが肝要です。

出典　（株）シクミカ：運営「会計用語キーワード辞典」

M&A用語集

事業承継

会社の経営について経営者が後継者に引き継ぐこと。事業承継には帝王学など、経営者としての資質を育てる「経営承継」と、相続税・贈与税をいかに低くおさえ、かつ株式を次期経営者に引き継がせるという「資産承継」とに分かれる。一般的には事業承継といった場合には後者の方のみを意味していることが多いが、経営承継も極めて重要である。

出典　M＆A Online