五城目(読み)ごじょうめ

改訂新版 世界大百科事典 「五城目」の意味・わかりやすい解説

五城目[町] (ごじょうめ)

秋田県西部,南秋田郡の町。人口1万0516(2010)。八郎潟の東にあり,馬場目川の流域を占める。町の東部は太平山地で,山林大部分を占める。中心の五城目上町・下町一帯は馬場目川谷口にあたり,秋田と阿仁を結ぶ五城目街道(現,国道285号線)の要地でもあり,400年の伝統をもつ市場町として発達した。現在,市は月12回開かれ,その出荷圏は秋田市,能代市をも含み県内最大の規模をもつ。広大な山林を背景に林業,木工業が盛んで,人工林率が高い。製造品出荷額は県内町村中第3位(1995)で,大半を木材・木製品が占める。ほかに中世以来の歴史をもつ刃物や酒造業が有名。馬場目川下流沖積地では米作が盛んで五城目米として知られる。秋田自動車道の五城目八郎潟インターチェンジがある。石崎遺跡は古代の秋田郡衙跡と推定されている。森山南麓の岡本はスズムシ群生の北限地である。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

デジタル大辞泉プラス 「五城目」の解説

五城目

秋田県南秋田郡五城目町にある道の駅。国道285号に沿う。

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android