人新世(読み)ジンシンセイ

デジタル大辞泉 「人新世」の意味・読み・例文・類語

じんしん‐せい【人新世】

2000年にドイツの大気化学者P=クルッツェン地質時代区分の一として提唱した時代完新世後の人類の大発展に伴い、人類が農業産業革命を通じて地球規模の環境変化をもたらした時代と定義される。ひとしんせい。アントロポセン

ひと‐しんせい【人新世】

じんしんせい(人新世)

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共同通信ニュース用語解説 「人新世」の解説

人新世(じんしんせい)

人間の活動が地球の環境に大きな影響を与えるようになったので、生物や環境の変化に基づいて地球史を区分する地質年代を再考し、現代まで1万年余り続く完新世の最後を切り分けて「人新世」とすべきだと提唱されている。国際地質科学連合は、完新世から人新世に移り変わる時期を示す基準地層をどこにするかを絞り込む一方で、人新世を採用すべきかも審議する。いくつかの作業部会や委員会などで検討を重ね、最終的には理事会が決定する。

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