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今城塚古墳

朝日新聞掲載「キーワード」の解説

今城塚古墳

01年からの調査では、大王の葬送の儀式を再現した高さ約170センチの国内最大級の家形埴輪(はにわ)、巫女(みこ)や武人などをかたどった埴輪100点以上が出土した。継体天皇陵について宮内庁は、今城塚古墳の南西1・5キロにある大阪府茨木市の太田茶臼山古墳を指定しているが、研究者らの立ち入りを許可していない。一方、10世紀の「延喜式」の記述などから研究者らは今城塚古墳こそ真の継体天皇陵だと推定。発掘調査を続けている。

(2007-03-02 朝日新聞 朝刊 2社会)

出典|朝日新聞掲載「キーワード」朝日新聞掲載「キーワード」について | 情報

国指定史跡ガイドの解説

いましろづかこふん【今城塚古墳】


大阪府高槻市郡家新町にある淀川流域では最大級の前方後円墳。指定名称は「今城塚古墳 附新池埴輪製作遺跡(つけたりしんちはにわせいさくいせき)」。三島平野のほぼ中央に位置し、西向きの墳丘の周囲には2重の濠がめぐり、外濠を含めた全長約350m、前面約幅340mという大きな規模をもつ。数基の陪塚(ばいちょう)も配しており、日本最大の家形埴輪(はにわ)や精緻な武人埴輪が発見されている。6世紀前半の築造とされるこの古墳は、継体(けいたい)天皇陵というのが学界の定説で、1958年(昭和33)に国の史跡に指定された。今城塚古墳の西、約1.5kmのところにある上土室(かみはむろ)の新池埴輪製作遺跡は、5世紀中ごろから6世紀中ごろまでの約100年間操業していた日本最古最大級の埴輪生産遺跡で、3棟の大型埴輪工房と18基の埴輪窯、工人集落などが発掘調査で確認された。大王陵級古墳の埴輪生産システムを具体的に知ることができる貴重な遺跡として、2006年(平成18)に「今城塚古墳 附新池埴輪製作遺跡」として国の史跡に追加指定された。今城塚古墳へは、JR東海道本線摂津富田駅から高槻市営バス「氷室」下車、徒歩約3分。新池埴輪製作遺跡へは、同駅から市営バス「上土室」下車、徒歩約5分。

出典|講談社国指定史跡ガイドについて | 情報

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