翻訳|proxy war
一国が直接戦争をすることなく、その与国的存在の国に身代り的に他陣営の国と戦わせる戦争で、自らが戦争に訴えた場合と同じ政治的効果をあげることをねらいとしている。失敗しても、(1)自国の損害は非常に少ない、(2)新兵器・新戦術がテストできる、(3)相手の戦略・戦術が読み取れる、などの効用があるとされている。
日露戦争は英米のために日本がロシアに対して行った代理戦争といわれるが、代理戦争という用語が頻繁に使われ始めたのは第二次世界大戦後である。米ソ対立が激化するなかで朝鮮戦争は米ソの代理戦争といわれた。アジア・アフリカを中心とする第三世界各地で起こったいわゆる「民族解放戦争」をソ連の浸透とみたアメリカは、それをソ連の代理戦争とよんでいたが、冷戦後は代理戦争は死語となった。
[林 茂夫]
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...
10/29 小学館の図鑑NEO[新版]動物を追加
10/22 デジタル大辞泉を更新
10/22 デジタル大辞泉プラスを更新
10/1 共同通信ニュース用語解説を追加
9/20 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新