令徳(読み)レイトク

デジタル大辞泉 「令徳」の意味・読み・例文・類語

れい‐とく【令徳】

徳。美徳
弱国を侵さず、小国を憐むは、大国の―なるを知る」〈竜渓経国美談

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精選版 日本国語大辞典 「令徳」の意味・読み・例文・類語

れい‐とく【令徳】

  1. 〘 名詞 〙 よい徳。美徳。善行
    1. [初出の実例]「令徳比光常作用。奇珍蔵色遂無残」(出典朝野群載‐一三・永久五年(1117)一一月二一日・藤原尹経班方玉詩)
    2. [その他の文献]〔詩経‐大雅・仮楽〕

りょうとくリャウトク【令徳】

  1. 江戸初期の俳人京都の人。鶏冠井(かえでい)氏。初め良徳。別号陀隣軒、梨柿園。貞門七仙の一人。「崑山集」の編に従った。編著「崑山土塵集」「独吟千句」「良薬抄」など。天正一七~延宝七年(一五八九‐一六七九

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改訂新版 世界大百科事典 「令徳」の意味・わかりやすい解説

令徳 (りょうとく)
生没年:1589-1679(天正17-延宝7)

江戸前期の俳人。姓は鶏冠井(かえでい),通称は九郎右衛門,別号は良徳,陀隣軒,謙頭庵。京都の人。壮年期に貞徳に入門。貞門七俳仙の一人。貞徳の信頼篤く,1644年(正保1)《天水抄》の秘伝を受け,51年(慶安4)には貞門の大撰集《崑山(こんざん)集》の撰をゆだねられた。しかし才気に乏しく,貞徳没後主導権を貞室に奪われた。俳風は平凡である。〈稲妻面影見てやよばひ星〉(《犬子集》)。
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普及版 字通 「令徳」の読み・字形・画数・意味

【令徳】れいとく

立派な徳。〔詩、大雅仮楽〕顯顯たる令 民に宜(よろ)しく、人に宜し

字通「令」の項目を見る

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「令徳」の解説

令徳 りょうとく

鶏冠井令徳(かえでい-りょうとく)

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