伊豆神社
いずじんじや
[現在地名]阿南町新野
村の中央を西南の新野峠へ至る遠州往還に沿う右側の新熊山山腹に立地。峠越えで花祭で知られる三河国北設楽郡へ出る。新野盆地を一望におさめる位置にある。祭神瓊々杵尊。相殿旧熊野神社に伊邪那岐命・伊邪那美命を祀る。摂社に大村の諏訪神社がある。本殿背後の山中に伽藍神の小祠がある。新野村の荒木・砂田・本町・東町・原町・栃洞・川尻・寺山・大村・矢野の各集落の産土神である。
創建年代はつまびらかではない。伊豆神社蔵の伊豆権現御宝殿再建棟札には
<資料は省略されています>
とあり応永(一三九四―一四二八)頃とも考えられるが、「熊谷家伝記」の享徳三年(一四五四)の件りには、
<資料は省略されています>
とあり、文安―天文一二年(一四四四―一五四三)にかけてこの地を領有した関氏が新野の東向方(現天龍村)より二善寺観音を移し伊豆権現と合祀し、伊東氏がこれを管理したとしている。
伊豆神社
いずじんじや
堅田の宮の切に鎮座。文政八年(一八二五)の本堅田村絵図(当社蔵)では堅田藩陣屋の南西にあり、四方を琵琶湖に通じる堀で囲まれる。中・近世には堅田大宮と称され、宮の切の名は当社に由来する。「輿地志略」には走湯権現社とある。旧村社。現祭神は大山祇命であるが、元禄一一年(一六九八)の本堅田村明細帳(居初文書)などには伊豆大権現・神田大明神とみえる。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域遺産」事典 日本の地域遺産について 情報
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出典 日外アソシエーツ「事典・日本の観光資源」事典・日本の観光資源について 情報
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世界大百科事典(旧版)内の伊豆神社の言及
【雪祭】より
…長野県下伊那郡阿南町新野(にいの)の伊豆神社の祭り。1月14日から15日にかけて夜を徹して行われる。…
※「伊豆神社」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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