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伎芸天 ぎげいてん

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

伎芸天
ぎげいてん

諸芸の成就,福徳円満を司る天女。大自在天の髪ぎわから生れ,諸伎芸に長じ,容姿は端正。『魔醯 (まけい) 首羅大自在天王神通化生伎芸天女念誦法』には,天衣を着け,瓔珞 (ようらく) ,臂釧 (ひせん) で飾り,左手は上方に向けて天華を持ち,右手は裙 (裳,腰衣) をつまむ姿を示すと記されている。作例は奈良,秋篠 (あきしの) 寺の『伝伎芸天立像』 (頭部は奈良時代,胴部は鎌倉時代) ,竹内久一作の木彫彩色『伎芸天像』 (東京芸術大学) 。

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デジタル大辞泉の解説

ぎげい‐てん【伎芸天】

伎芸をよくし、五穀豊穣・吉祥豊楽をつかさどり、福徳・技能を授ける天女。大自在天の髪際から化生したという。大自在天女
[補説]書名別項。→伎芸天

ぎげいてん【伎芸天】[書名]

川田順の第一歌集。大正7年(1918)刊。

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百科事典マイペディアの解説

伎芸天【ぎげいてん】

仏教神話。大自在天の頭から生まれたという伎芸に長じた天女。容色美しく,左手に天の花を盛った皿を持ち,右手で裾(すそ)をとる。
→関連項目天部

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

伎芸天
ぎげいてん

仏教の神。摩醯首羅(まけいしゅら)天王(大自在天(だいじざいてん))の髪際から化生(けしょう)した天女で、芸能をつかさどる女神。その形像は、顔容端正で、左手は上に向けて天華(てんげ)を捧(ささ)げ、右手は下に向けて裳裾(もすそ)を持つ。密教ではこの天女を本尊として修法(伎芸天女法)を行い、これによって種々の伎芸や福徳が得られるとして、古来伎芸に従事する人たちが多く祈った。奈良の秋篠寺(あきしのでら)には、天平時代の乾漆の頭部に、鎌倉時代の運慶(うんけい)の手になる木造彩色の胴部をもつ伎芸天女像があり、名高い。[藤井教公]

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世界大百科事典内の伎芸天の言及

【大自在天】より

… なお,大自在天が天界で諸種の伎楽を行うとき,髪際から伎芸に優れた美しい一人の天女が出現したことが経軌に記される。大自在天女,伎芸天と呼ばれ,福徳を祈る伎芸天法の本尊として尊崇され,また諸芸成就の尊像として信仰された。《摩醯首羅大自在天王神通化生伎芸天女念誦法》その他によると,形像は天衣,瓔珞(ようらく),鐶釧(かんせん)などの厳身具を着け,左手は掌を上に向けてその上に天華を捧げ,右手は下げて裙(もすそ)をつまむ姿勢である。…

※「伎芸天」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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