デジタル大辞泉
「休める」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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やす・める【休・息】
- 〘 他動詞 マ行下一段活用 〙
[ 文語形 ]やす・む 〘 他動詞 マ行下二段活用 〙 - ① 休息させる。やすませる。
- [初出の実例]「行夫(かりひと)を息(ヤスメ)て車馬を展(かそ)ふ」(出典:日本書紀(720)雄略二年一〇月(前田本訓))
- ② 安らかにする。おだやかにする。なだめて心を落ち着かせる。
- [初出の実例]「朕過(あやまち)たりとのたまひて因て皇后の意(みこころ)を慰喩(ヤスメこしら)へたまふ」(出典:日本書紀(720)允恭七年一二月(図書寮本訓))
- ③ 一時活動を停止させる。
- [初出の実例]「身の上の、いと苦しきを、しばしやすめ給へときこえむとてなむ」(出典:源氏物語(1001‐14頃)葵)
- ④ 和歌・連歌などで、特に意味のない言葉をおいて、調子をととのえる。
- [初出の実例]「歌には曲を二所にいはじとて、おほく序の言葉・やすめたることばを置くもの也」(出典:ささめごと(1463‐64頃)上)
- ⑤ 殺す。
- [初出の実例]「ええ、休(ヤス)めちまへ、休めちまへ」(出典:番町皿屋敷(1916)〈岡本綺堂〉一)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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