会津美里町(読み)あいづみさと

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「会津美里町」の意味・わかりやすい解説

会津美里〔町〕
あいづみさと

福島県西部,会津盆地の南西部にある町。2005年会津高田町,会津本郷町,新鶴村の3町村が合体。中心地区の高田は鶴沼川の支流宮川の左岸にあり,近世下野(しもつけ)へ通じる街道の宿駅として発展。東部は旧日光街道の宿場町として発展し,永禄年間(1558~70)には蘆名氏が岩崎城(向羽黒山城跡として国の史跡に指定)を築いた。北部の盆地周辺では米,南部の山地では木材を産する。薬用ニンジン,ナメコウメ(高田梅),カキ(柿)は特産品。会津本郷焼の産地として知られるほか,木工品や桐下駄の小工場がある。伊佐須美神社は奥州二の宮として知られ,毎年 7月に行なわれる御田植祭は伊勢神宮の朝田,熱田神宮の夕田とともに高田の昼田として日本三田植えの一つに数えられる。龍興寺が所蔵する一字蓮台法華経は国宝。常福院薬師堂,弘安寺旧観音堂厨子,法用寺本堂内厨子および仏壇,福生寺観音堂は国の重要文化財に指定されている。町域南東部は大川羽鳥県立自然公園に属する。JR只見線,国道401号線が通る。面積 276.33km2(境界未定)。人口 1万9014(2020)。

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日本歴史地名大系 「会津美里町」の解説

会津美里町
あいづみさとまち

2005年10月1日:大沼郡会津高田町会津本郷町新鶴村合併
【会津高田町】福島県:大沼郡
【会津本郷町】福島県:大沼郡
【新鶴村】福島県:大沼郡

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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