コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

伝染性膿痂疹(とびひ) でんせんせいのうかしんとびひ Impetigo Contagiosa

1件 の用語解説(伝染性膿痂疹(とびひ)の意味・用語解説を検索)

家庭医学館の解説

でんせんせいのうかしんとびひ【伝染性膿痂疹(とびひ) Impetigo Contagiosa】

[どんな病気か]
 皮膚の表面に黄色(おうしょく)ブドウ球菌きゅうきん)が感染しておこる病気です。夏に幼小児がかかる代表的な皮膚の細菌感染症で、成人がかかることはまれです。すぐに破れる薄い水疱(すいほう)がからだのあちこちにできます。
 この水疱(水ぶくれ)は、黄色ブドウ球菌がもつ表皮をはがす毒素(ET、Exfoliative Toxin)によってできます。水疱の中や、破れた水疱の表面(びらん面)、痂皮(かひ)(かさぶた)には、多数の黄色ブドウ球菌がいるため、そこからつぎつぎととんだように感染してゆくので、とびひの名前があります。
 日本のとびひは、ほとんど黄色ブドウ球菌による水疱性膿痂疹(すいほうせいのうかしん)です。
 少数例ですが、季節に関係なく、赤みから始まり、膿(うみ)や黄褐色痂皮ができ、痛みがあり、圧迫により膿汁(のうじゅう)を出す痂皮性膿痂疹(かひせいのうかしん)もあります。ひどい場合は発熱をともないます。これは化膿(かのう)レンサ球菌の感染によるものです。
 成人にもみられることがありますが、多くはおとなのアトピー性皮膚炎に発症する場合です。
[治療]
 とびひのできた部位をよく消毒し、抗生物質の軟膏(なんこう)を塗ります。かなりたくさんできているとき、あるいはつぎつぎと新しい皮疹(ひしん)ができるときには、黄色ブドウ球菌、化膿レンサ球菌に効く抗生物質を内服します。
 鼻腔(びくう)に常在する黄色ブドウ球菌が原因で、鼻腔周囲にとびひがあるときは鼻腔にも軟膏を塗ります。かゆみがあるときは、かゆみ止めも内服します。
 化膿レンサ球菌が原因の場合には、抗生物質の内服が必要となります。
 日常生活では、皮膚を清潔に保つことを心がけます。手洗いを励行し、爪を短く切り、まめにシャワー浴するようにします。これらは自分のとびひの治療に役立つだけでなく、他人にうつさないためにも有効です。

出典|小学館
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。この事典によって自己判断、自己治療をすることはお止めください。あくまで症状と病気の関係についてのおおよその知識を得るためのものとお考えください。

伝染性膿痂疹(とびひ)の関連キーワード黄色人種魚鱗癬皮膚科ピーリング脂性疣目何心地疣贅

今日のキーワード

トランスアジア航空

台湾・台北市に本拠を置く航空会社。中国語名は復興航空。1951年、台湾初の民間航空会社として設立。83年に台湾の国産実業グループに経営移管され、組織改編を実施した。92年に国際チャーター便の運航を始め...

続きを読む

コトバンク for iPhone