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伝神 でんしん chuán shén

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世界大百科事典 第2版の解説

でんしん【伝神 chuán shén】

中国絵画における肖像画の本質をいう用語。東晋の顧愷之(こがいし)の〈論画〉にみられ,人物画の模写を論じて,形をもって神を写すとき,実対すなわち実際にその人物と向きあっているという感じを失うと生をとらえることができず,伝神もうまくゆかぬ,実対し通神することが人物画の要諦だという。伝神とは写実によってその人物の形姿のみならず精神までもとらえることである。《歴代名画記》は,〈伝神写照はまさに阿堵(あと)(そのところ,つまり瞳)の中に在り,伝神を実現するには眼の表現が一番大切だ〉という顧愷之のことばを載せている。

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All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

世界大百科事典内の伝神の言及

【写真】より

…それが真という文字にあらわれているのである。肖像画をさす言葉としてほかに,伝真,伝神,写照,写貌などがあり,伝真,伝神には写真と同じ,精神性を表現しようとする傾向が読みとれる。【戸田 禎佑】。…

※「伝神」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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