住み処(読み)スミカ

デジタル大辞泉 「住み処」の意味・読み・例文・類語

すみ‐か【住み処/住(み)家/×棲(み)家/×栖】

住んでいる所。住まい。「―を移す」
好ましくないものの住む所。「鬼の―」
[類語](1うち家屋屋舎おくしゃ住宅住家じゅうか住居家宅私宅居宅自宅きょ住まいねぐら宿やどハウス尊敬お宅尊宅尊堂高堂貴宅謙譲拙宅弊宅陋宅ろうたく陋居陋屋ろうおく寓居ぐうきょ

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精選版 日本国語大辞典 「住み処」の意味・読み・例文・類語

すみ‐か【住処・栖・住家・棲家】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「か」は、場所、ところの意。「家」はあて字 ) 住むところ。すまい。住居。現代では特に、好ましくないものや動物が住んでいる所をいう場合がある。
    1. [初出の実例]「百姓居(スミカ)に安(やす)して、天下事無し」(出典日本書紀(720)成務五年九月(寛文版訓))
    2. 「舟の上に生涯をうかべ、馬の口とらえて老をむかふる物は、日々旅にして旅を栖とす」(出典:俳諧・奥の細道(1693‐94頃)旅立)
    3. 「鳩の性質、温和にて、よく人に馴れ、又よく其すみかをおぼえ居る」(出典:尋常小学読本(1887)〈文部省〉三)

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