デジタル大辞泉
「宅」の意味・読み・例文・類語
や‐け【▽宅】
「やか(宅)」に同じ。
「大帯日子命、御宅を此の村に造り給ひき。故、―の村といふ」〈播磨風土記〉
や‐か【▽宅】
《「屋処」の意》家。家宅。
「―の辰巳の隅のくづれ、いとあやふし」〈源・東屋〉
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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たく【宅】
- 〘 名詞 〙
- ① 住む家。住まい。住みか。居宅。住居。
- [初出の実例]「還御之次、入二御岡崎四郎宅一」(出典:吾妻鏡‐文治三年(1187)一〇月二日)
- [その他の文献]〔書経‐召誥〕
- ② 自分の住む家。わが家。自宅。
- [初出の実例]「此急須も宅(タク)の品でございますよ」(出典:二人女房(1891‐92)〈尾崎紅葉〉三)
- ③ 他人に対して、妻が自分の夫をいう。
- [初出の実例]「良人(タク)が存生時分」(出典:あたらよ(1899)〈内田魯庵〉)
やけ【宅】
- 〘 名詞 〙 =やか(宅)
- [初出の実例]「とひとまにも己が夜気(ヤケ)授くる人をば一日二日と択ひ」(出典:続日本紀‐天平元年(729)八月二四日・宣命)
や‐か【宅】
- 〘 名詞 〙 ( 「屋処(やか)」の意 ) いえ。家宅。やけ。
- [初出の実例]「やかの辰巳の隅のくづれ、いと、あやふし」(出典:源氏物語(1001‐14頃)東屋)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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普及版 字通
「宅」の読み・字形・画数・意味
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
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