御宅(読み)オタク

デジタル大辞泉の解説

お‐たく【御宅】

[名]
相手または第三者を敬って、その家・住居をいう語。「先生のお宅にうかがう」
相手または第三者の家庭を敬っていう語。「お宅は人数が多いからにぎやかでしょうね」
相手の夫を敬っていう語。「お宅はどちらへお勤めですの」
相手の属している会社・団体などの敬称。「お宅の景気はどうですか」
ある事に過度に熱中していること。また、熱中している人。「アニメお宅
[補説]5は「オタク」と書くことが多い。1980年代半ばから使われ始めた言葉か。初めは仲間内で相手に対して「おたく」と呼びかけていたところからという。特定の分野だけに詳しく、そのほかの知識や社会性に欠ける人物をいうことが多い。
[代]同等の、あまり親しくない相手を、軽い敬意を込めていう語。「私よりお宅のほうが適任でしょう」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

大辞林 第三版の解説

おたく【御宅】

( 名 )
相手を敬ってその家・家庭をいう語。おうち。 「明日-に伺います」
相手の夫を敬っていう語。
相手を敬ってその所属する会社・組織などをいう語。 「 -では新製品を出されたそうですね」
俗に、特定の分野・物事を好み、関連品または関連情報の収集を積極的に行う人。狭義には、アニメーション・テレビ-ゲーム・アイドルなどのような、やや虚構性の高い世界観を好む人をさす。 「漫画-」 〔は多く「オタク」と書き、代名詞としてこの語を使う人が多いことからの命名という。1980年代中ごろから使われる語〕
( 代 )
二人称。ほぼ対等の、あまり親しくない相手に軽い敬意をもっていう語。 「 -の御意見はいかがですか」

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

精選版 日本国語大辞典の解説

お‐たく【御宅】

(「お」は接頭語)
[1] 〘名〙
① 相手または第三者を敬って、その家、住居をいう語。おうち。
※隣語大方(18C後)三「昨日は御に参りましたれば」
② 相手、または第三者の家庭を敬っていう語。
※竹の木戸(1908)〈国木田独歩〉上「それに御宅は御人数も多いんだから」
③ 相手の夫を敬っていう語。
④ ある趣味などに凝っていて、他の物事に無関心な若者をいう俗語。相手に対して「おたく」と呼びかけるところからという。「アニメおたく」
※漫画ブリッコ‐昭和五八年(1983)六月号・『おたく』の研究・一〈中森明夫〉「マニアだとか熱狂的ファンだとか、せーぜーがネクラ族だとかなんとか呼んでるわけだけど、どうもしっくりこない。〈略〉それでまぁチョイわけあって我々は彼らを『おたく』と命名し、以後そう呼び伝えることにしたのだ」
[2] 〘代名〙 対称。ほぼ同等の、それほど親しくない相手に対し、軽い敬意をこめて使う。
※いつか汽笛を鳴らして(1972)〈畑山博〉三「おれたちみんな一人ずつ嫌味を言われたんだから。おたくだけなんだからな、言われてないのは」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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