御宅(読み)オタク

デジタル大辞泉の解説

お‐たく【御宅】

[名]
相手または第三者を敬って、その家・住居をいう語。「先生のお宅にうかがう」
相手または第三者の家庭を敬っていう語。「お宅は人数が多いからにぎやかでしょうね」
相手の夫を敬っていう語。「お宅はどちらへお勤めですの」
相手の属している会社・団体などの敬称。「お宅の景気はどうですか」
ある事に過度に熱中し、詳しい知識をもっていること。また、そのような人。「アニメお宅
[補説]5は1980年代半ばから使われ始めた言葉で、当初はやや軽視する言い方だった。仲間内で相手に対して「おたく」と呼びかけたところからという。多く「オタク」と書き、また近年は「ヲタク」と書くこともある。
[代]同等の、あまり親しくない相手を、軽い敬意を込めていう語。「私よりお宅のほうが適任でしょう」

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精選版 日本国語大辞典の解説

お‐たく【御宅】

(「お」は接頭語)
[1] 〘名〙
① 相手または第三者を敬って、その家、住居をいう語。おうち。
※隣語大方(18C後)三「昨日は御宅に参りましたれば」
② 相手、または第三者の家庭を敬っていう語。
※竹の木戸(1908)〈国木田独歩〉上「それに御宅は御人数も多いんだから」
③ 相手の夫を敬っていう語。
④ ある趣味などに凝っていて、他の物事に無関心な若者をいう俗語。相手に対して「おたく」と呼びかけるところからという。「アニメおたく」
※漫画ブリッコ‐昭和五八年(1983)六月号・『おたく』の研究・一〈中森明夫〉「マニアだとか熱狂的ファンだとか、せーぜーがネクラ族だとかなんとか呼んでるわけだけど、どうもしっくりこない。〈略〉それでまぁチョイわけあって我々は彼らを『おたく』と命名し、以後そう呼び伝えることにしたのだ」
[2] 〘代名〙 対称。ほぼ同等の、それほど親しくない相手に対し、軽い敬意をこめて使う。
※いつか汽笛を鳴らして(1972)〈畑山博〉三「おれたちみんな一人ずつ嫌味を言われたんだから。おたくだけなんだからな、言われてないのは」

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