デジタル大辞泉
「御宅」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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お‐たく【御宅】
- ( 「お」は接頭語 )
- [ 1 ] 〘 名詞 〙
- ① 相手または第三者を敬って、その家、住居をいう語。おうち。
- [初出の実例]「昨日は御宅に参りましたれば」(出典:隣語大方(18C後)三)
- ② 相手、または第三者の家庭を敬っていう語。
- [初出の実例]「それに御宅は御人数も多いんだから」(出典:竹の木戸(1908)〈国木田独歩〉上)
- ③ 相手の夫を敬っていう語。
- ④ ある趣味などに凝っていて、他の物事に無関心な若者をいう俗語。相手に対して「おたく」と呼びかけるところからという。「アニメおたく」
- [初出の実例]「マニアだとか熱狂的ファンだとか、せーぜーがネクラ族だとかなんとか呼んでるわけだけど、どうもしっくりこない。〈略〉それでまぁチョイわけあって我々は彼らを『おたく』と命名し、以後そう呼び伝えることにしたのだ」(出典:漫画ブリッコ‐昭和五八年(1983)六月号・『おたく』の研究・一〈中森明夫〉)
- [ 2 ] 〘 代名詞詞 〙 対称。ほぼ同等の、それほど親しくない相手に対し、軽い敬意をこめて使う。
- [初出の実例]「おれたちみんな一人ずつ嫌味を言われたんだから。おたくだけなんだからな、言われてないのは」(出典:いつか汽笛を鳴らして(1972)〈畑山博〉三)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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