大学事典 「佛教大学」の解説
佛教大学[私立]
ぶっきょうだいがく
Bukkyo University
1868年(明治1)に京都知恩院(浄土宗総本山)山内に設置された仏教講究の機関が起源。1907年の浄土宗学制の改革により宗教大学分校となるが,1912年(大正1)に宗教大学(現在の大正大学)と分離して翌年に佛教専門学校と改称,1949年(昭和24)に新制の佛教大学として京都市に開設。仏教精神を建学の理念に,仏教学部仏教学科にて発足したが,2016年(平成28)5月現在は文学,歴史,教育,社会,社会福祉,保健医療技術の6学部を加え,7学部4研究科からなる総合大学である。学生数7137人。特色の一つである通信教育課程は1953年に開設され,2016年5月現在,6学部4研究科と教員免許状取得課程や科目履修コースなどの幅広い課程で1万333人が受講,私立大学のものとして国内有数の規模を誇っている。学部・大学院とは別に仏教専修の別科を設けており,浄土宗教師資格の取得を希望する学生の養成を行い,卒業・修了時に浄土宗宗務庁への申請資格を与えている。
著者: 平野亮
出典 平凡社「大学事典」大学事典について 情報