コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

作業曲線 さぎょうきょくせん work curve

3件 の用語解説(作業曲線の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

作業曲線
さぎょうきょくせん
work curve

単位時間内の作業量を時間を追ってグラフにした場合に描かれる曲線。その型は作業の種類によって異なるが,練習効果,動機づけ,疲労など種々の要因に影響される。多くの課題,産業場面でみられる作業曲線は,作業を開始してから一定時間後に最高値に達し,その後プラトー (→高原現象 ) となる,あるいは徐々に下降していくという型のものが多い。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉の解説

さぎょう‐きょくせん〔サゲフ‐〕【作業曲線】

単位時間当たりの作業量の推移をグラフ上の曲線として表したもの。個人の能力や心身状態、作業内容、作業条件が曲線の形を決定する。

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

作業曲線
さぎょうきょくせん

一定の作業時間のなかで、時間の経過に関係して現れる作業成績の変化のプロセスをいう。一定の作業時間としては通常、1日が用いられ、作業成績は作業結果の量・質・速度などで表現される。1902年にドイツの精神医学者クレペリンが初めて発表して以来、多くの改良が加えられてきた。
 曲線の具体的経過は、各人に関する後述の諸要因によって相違するが、多数人に共通する人間の生理現象を示す生理的作業曲線は、基本的に次のような経過をたどる。まず朝に作業を開始すると、当初は作業成績が低く、時間の経過とともに作業に慣れて、曲線は上昇していく。やがて曲線は最高点に達し、疲労の加重によって下降する。昼食休憩後の経過は同一であるが、最高点は午前中よりも早く到来し、しかもその高さは午前中のそれよりも低い。
 作業曲線の経過を規定する要因には、次のものがある。第一は、作業者に関する要因で、知能、感情、意志、体力、健康、疲労、年齢、習熟度、性別などである。第二は、作業そのものに関する要因で、手作業と機械作業の別、単純反復作業と複雑個別作業の別、肉体中心作業と頭脳中心作業の別などである。第三は、作業条件に関する要因で、休憩、作業時間、交替制、照明、通風、色彩、騒音、温度、湿度、時刻、天候、季節などである。
 最近では、以上の諸要因以外に人間関係的要因が重視され、これが決定的であるとする考え方さえ存在している。作業曲線に配慮した作業の設計・配分・遂行方法を採用すれば、疲労は少なく、しかも作業能率の上昇が期待できることになる。[森本三男]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

作業曲線の関連キーワードアーラン角加速度時間研究マンアワーERL時間軸心指数サービス作業量時間賃金完歩数(単位時間当) (cadence)

今日のキーワード

大寒

二十四節気の一つ。元来,太陰太陽暦の 12月中 (12月後半) のことで,太陽の黄経が 300°に達した日 (太陽暦の1月 20日か 21日) から立春 (2月4日か5日) の前日までの約 15日間で...

続きを読む

コトバンク for iPhone