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催促状 サイソクジョウ

大辞林 第三版の解説

さいそくじょう【催促状】

催促のために出す書面。
武家で、将軍・大名が、諸侯・部下に、軍勢・公役に関して至急遂行すべきことを催促する文書。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

催促状
さいそくじょう

中世の文書形式の一種で、一般に、ある事柄を催促する内容をもつ。
(1)訴訟文書の一種。鎌倉期の訴訟において、問状(といじょう)を受け取った論人(ろんにん)(被告)が陳状や請文(うけぶみ)を提出しない場合、訴人は幕府にこれらの速やかな提出を求めることができた。これを受けて幕府が論人に陳状などの提出を促した文書が催促状である。
(2)鎌倉・室町期の軍勢催促状の略称。武将が軍勢の出陣を命令するために出したもので、異国警固番役(いこくけいごばんやく)の催促状などもその一種である。この場合、切紙(きりがみ)を用いることが多かった。[大久保俊昭]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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