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僧肇 そうじょうSeng-zhao

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

僧肇
そうじょう
Seng-zhao

[生]寧康2(374).長安
[没]義煕10(414)?
中国,東晋時代の僧。鳩摩羅什に学び,理解第1といわれた。長安で羅什の訳経を助け,著書に『宝蔵論』『肇論』がある。

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デジタル大辞泉の解説

そう‐じょう〔‐デウ〕【僧肇】

[374~414]中国東晋の僧。長安の人。鳩摩羅什(くまらじゅう)門下で、仏典漢訳を助け、理解第一と称された。著「宝蔵論」「肇論」など。

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百科事典マイペディアの解説

僧肇【そうじょう】

中国,魏晋時代,東晋の僧。鳩摩羅什の門下で〈解(げくう)第一〉と称され,竜樹の思想を仏教の基礎としようとした。著書《肇論》4巻は魏晋仏教の代表的著作。

僧肇【そうぢょう】

僧肇(そうじょう)

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世界大百科事典 第2版の解説

そうじょう【僧肇 Sēng zhào】

374‐414
中国,後秦の僧。長安(陝西省)の人。若くして中国古典に通じ,とくに老荘思想を好んだが,《維摩経》を読むに及んで歓喜して仏教に帰依し,出家した。のちクマーラジーバ(鳩摩羅什)に師事して彼の伝えた竜樹の大乗教学を学び,師の訳経事業を助けた。《肇論》および《注維摩》は,老荘思想の深い理解のうえに大乗教学を述べた代表的著作であり,中国仏教史のみならず中国思想史にも多大な影響を与えた。【麦谷 邦夫】

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

僧肇
そうじょう
(374/384―414)

中国、後秦(こうしん)代の僧。京兆(けいちょう)(西安)の人。訳経僧鳩摩羅什(くまらじゅう)門下の四哲の一人。幼少のころから経史など古典に通じ、老・荘を愛好したが、『維摩経(ゆいまぎょう)』をみて歓喜し、ついに出家した。のち姑臧(こぞう)(甘粛省)にあった羅什に師事し、401年(弘始3)師とともに長安に帰り、後秦第2代の皇帝姚興(ようこう)(在位393~416)の命により逍遙(しょうよう)園における羅什の訳業を助けた。404年『大品般若経(だいぼんはんにゃきょう)』が訳出されると、僧肇は『般若無知論』を著し、羅什に呈して賞賛された。廬山(ろざん)の隠士劉遺民(りゅういみん)もそれを読んで感嘆し、質疑書を送り、書簡を交わした。さらに『維摩経注』や『物不遷(もつふせん)論』『不真空論』を著し、羅什訳の諸経論の序文を製するなどし、羅什の多くの弟子のなかでも第一人者として活躍した。師の没後に『涅槃(ねはん)無名論』を撰(せん)して姚興に献じた。後世、上記4種の論文は一括されて『肇論(じょうろん)』と題して流布された。[伊藤隆寿]

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