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元の木阿弥 モトノモクアミ

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デジタル大辞泉の解説

元(もと)の木阿弥(もくあみ)

いったんよくなったものが、再びもとの状態に戻ること。
[補説]戦国時代の武将筒井順昭が病死した時、死を隠すために、その子順慶が成人するまで、声の似ていた木阿弥という男を寝所に寝かせて外来者を欺き、順慶が成人するや順昭の喪を公表したために、木阿弥は再びもとの身分にもどったという故事からという。

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世界大百科事典 第2版の解説

もとのもくあみ【元の木阿弥】

仮名草子。2巻。作者未詳。刊記は延宝8年(1680)。初刊はこの5年前か。都西山の木阿弥というすりきり(無一物)が,困窮のあまり江戸に下って大名に近づいて出世しようと古紙子(かみこ)一枚で旅立ち,東海道を下って江戸に着く。金六町の知人に大金持と偽って寄宿。歌舞伎見物の帰途大金を拾い,太鼓持の案内で新吉原で遊興,高尾太夫と同衾(どうきん)するに至るが寝返りとともに夢がさめて,もとの西山の陋居。これが〈もとのもくあみ〉という語の始まりという。

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大辞林 第三版の解説

もとのもくあみ【元の木阿弥】

一時よい状態になったものが、また前の状態にもどること。 「欲ばりすぎて、-になる」 〔一説に、戦国大名の筒井順昭が病死したとき、その子順慶が幼かったので、死をかくして順昭に声の似た盲人木阿弥を替え玉として病床に置いた。順慶が成長したのち、順昭の死を公にし、木阿弥はまたもとの生活にもどったという故事からという〕

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