日本歴史地名大系 「光禅寺」の解説
光禅寺
こうぜんじ
光禅寺
こうぜんじ
「佐伯郡誌」によれば、正暦年間(九九〇―九九五)に花山天皇より如意宝珠山の山号を授けられたという。楠木氏ゆかりの寺と伝え、南朝の遺臣の経巻や菊水紋の網代籠があったが、火災で焼失した。「佐伯郡誌」は康暦二年(一三八〇)一一月五日付の奥書をもつ写経の写真を載せ、境内に南朝遺臣の髻塚、僧祐覚の首塚、植木小右衛門の墓などがあるという。
光禅寺
こうぜんじ
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報