デジタル大辞泉 の解説 児孫じそんのために美田びでんを買かわず 子孫のために財産を残すと、それに頼って努力をしないので、財産を残さない。西郷隆盛の詩の中に出てくる言葉。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 の解説 じそん【児孫】 の ために美田(びでん)を買(か)わず 子孫のために財産を残すと、子孫の精神が安逸に流れやすいからそうしない。西郷隆盛の詩の中に見えることば。しそん(子孫)のために美田を買わず。[初出の実例]「一家遺事人知否、不下為二児孫一買中美田上」(出典:逸題(1877頃)〈西郷隆盛〉) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
故事成語を知る辞典 の解説 児孫のために美田を買わず 生活が楽だと自堕落になりがちだから、子孫のためにはむやみに財産を遺すべきではない、ということ。 [使用例] 金銭無用なものはないのであって、いったん無用の使い途に入ると、かくの如く人を堕落せしめる。それゆえ、子孫のために美田を買わずという西郷隆盛の教えを考えて見ることが必要である[相馬愛蔵*私の小売商道|1952] [由来] 明治維新に大きな功績を挙げた軍人、西郷隆盛の漢詩の一節。「幾たびか辛酸を歴へて志始めて堅し(何度も苦労を重ねることによって精神が強くなる)」とうたい始め、「児孫の為に美田を買わず(子や孫のためを考えて、土地の肥えた田は買わないことにする)」とうたい納めています。 〔異形〕子孫のために美田を買わず。 出典 故事成語を知る辞典故事成語を知る辞典について 情報 Sponserd by
ことわざを知る辞典 の解説 児孫のために美田を買わず 子孫の将来を考えると、むやみに財産を遺すべきではない。子孫が安逸に流れることを恐れ、戒めたもの。 [解説] 西郷隆盛の遺訓の一つ。西郷は、死後に残される子や孫にも自分の力で人生を切り開いていくことを求めました。「児孫」は「子孫」と言い換えて用いられることもあります。 出典 ことわざを知る辞典ことわざを知る辞典について 情報 Sponserd by