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全米熱帯まぐろ類委員会 ぜんべいねったいまぐろるいいいんかいInter-American Tropical Tuna Commission; IATTC

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

全米熱帯まぐろ類委員会
ぜんべいねったいまぐろるいいいんかい
Inter-American Tropical Tuna Commission; IATTC

アメリカとコスタリカが締結した IATTC条約に基づき 1950年に設立された委員会。本部はカリフォルニア州サンディエゴ。東太平洋におけるまぐろ類の資源を最大の持続的漁獲が可能となる水準に維持することを目的とし,漁獲量規制を勧告する。新規加盟国のうちメキシコやカナダなどは規制をめぐり脱退。 90年の時点で加盟国は,アメリカ,コスタリカ,パナマ,日本 (1970年加入) ,フランス,ニカラグアバヌアツの7ヵ国。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

全米熱帯まぐろ類委員会
ぜんべいねったいまぐろるいいいんかい
Inter-American Tropical Tuna Commission

東部太平洋におけるカツオ、マグロ類資源の持続的利用を目的とする地域漁業管理機関。略称IATTC。対象水域における漁業資源を保存、管理するために締約国の共同措置を決定することを目的とした機関である。総漁獲許容量(TAC:Total Allowable Catch)や国別漁獲割り当ての設定などの規制、保存措置を実施している。国際的にマグロ類を管理する委員会のなかでもっとも歴史が長く、東部太平洋におけるマグロ類資源の維持を目ざして1949年にアメリカとコスタリカの間で作成された、全米熱帯まぐろ類委員会の設置に関するアメリカ合衆国とコスタリカとの間の条約Convention between the United States of America and the Republic of Costa Rica for the Establishment of an Inter-American Tropical Tuna Commission(1950年発効)に基づいて設立された。事務局はカリフォルニア州サン・ディエゴ。
 2010年には、1949年に作成された条約を明瞭(めいりょう)化した、全米熱帯まぐろ類委員会強化条約(正式名称、千九百四十九年のアメリカ合衆国とコスタリカ共和国との間の条約によって設置された全米熱帯まぐろ類委員会の強化のための条約。別名、アンティグア条約)が発効し、総漁獲可能量の設定や違反者の取締り方法などに関する規定が明文化された。2014年6月時点の条約締約(加盟)国・地域は、アメリカ、エクアドル、カナダ、韓国、コスタリカ、コロンビア、台湾、中国、フランス、ベネズエラ、ペルー、メキシコ、ヨーロッパ連合(EU)など21。また、ボリビア、ホンジュラス、インドネシア、クック諸島が協力的非加盟国および地域として条約の枠組みに参加している。日本は1970年(昭和45)に加盟した。
 2014年(平成26)において、日本の主たる対象魚種であるメバチマグロ、キハダマグロの漁業に対して巻網漁業の62日間の全面禁漁と沖合特定区で1か月の禁漁、延縄(はえなわ)漁業に対して2007年のメバチマグロ漁獲枠を5%減とする保存管理措置が実施されており、2016年まで継続される予定である。[編集部]

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